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三村美衣
(みむらみい)

書評家。雑誌「活字倶楽部」、「SFマガジン」、産経新聞などで書評連載中。趣味は仕掛け絵本の蒐集。


3月18日(火)S8#11『転生』

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■背後からノミで一突き
アラバマ州の「第一の夜明け教会」の庭で、フロレッサことニーナ・スキナーが背後からノミで一突きされ殺害された。その2日前にはミシシッピ州ガルフポートの森でチャーリー・クレイトンが、同じく方法で殺害されている。いずれの遺体の周りにも大量のウジ虫が群がっていた。被害者は人種、年齢・性別・経済状態などが異なるうえに、接点もない。またフロレッサは6年前に入信して以来、信心深い生活を送っており、外部の人間との接触はまったくなかった。やがてチャーリー・クレイトンの自宅周辺で聞きこみを行ったロッシとモーガンは、クレイトンのことを「テイラー」と呼び彼を探していた人物がいたことを突き止め、目撃者の協力を得て人相書も作成する。

■ウジ虫の謎
死体の周囲にいたウジ虫は生後3日。遺体はまだ腐敗前であるため、犯人がわざわざ遺体の周辺に撒いたとしか考えられない。また、どちらの被害者の口からも木の欠片が発見されており、犯人は猿轡のかわりに木片を咥えさせたと考えられた。手口は1967年から87年にかけ、南部で娼婦8人を殺したシリアルキラー、ラッセル・スミスと同じだ。しかしスミスは射殺されているため、模倣犯の犯行と見られた。そして、フロレッサが殺された翌々日、今度はフロリダで事件が発生した。殺されたのはダイナーの店員のブリアナ。車の中で殺され、やはり車内には大量のウジ虫が撒かれていた。同僚の証言から、犯人はブリアナのことを「キャロル」と呼び、誕生日サービスのデザートを要求、ブリアナが証明書を求めると逆上し「生まれた日のことを嘘をつくわけない」と叫んだということだった。

■輪廻転生
ダイナーの店員が、犯人の頬には似顔絵にない傷があったと証言していたことを思い出したホッチは、ラッセル・スミスの顔写真を取り寄せる。スミスの顔にはやはり、同じ位置に傷痕が存在した。犯人はラッセル・スミスになるつもりで、自ら、顔に傷をつけたのだ。やがて犯人が口にした名前「テイラー」や「キャロル」が、かつてスミスに殺害された被害者の名前であることが判明する。なんと、今回の被害者はみな、スミスが殺人事件を犯した日に生まれており、出生地も殺害場所と同じだった。犯人はスミスが殺した被害者が、その日に生まれた赤ん坊に輪廻転生したと信じており、被害者の周囲に撒かれたウジ虫は、被害者が再び人間に転生しないように、犯人が魂の器として用意したものだったのだ。

■さらなる転生を求めて

だとすれば、犯人は自分のこともラッセル・スミスの生まれかわりだと信じている。そう考えたBAUは、スミスが死亡した日に同じ場所で生まれた人物を調査、こうしてウィリー・ケスラーの名前が浮上。取り寄せたケスラー顔写真は人相書にそっくりだった。ケスラーは3ヶ月前に自動車の接触事故を起したが、輪廻転生した被害者が仕返しで車に細工したと考えたのだ。ガルシアは残り5人の被害者が殺された日に誕生した人物を22人ピックアップ。その中のひとり、テッド・シスラーは13年前にすでに死亡していたが、ホッチは、ケスラーがさらに次の世代を狙うと分析する。車の手配からケスラーの居場所を掴んだBAUは、モーテルに急行、そこで13歳のエイダン・ドナヒューを保護する。ケスラーはエイダンを殺すことができず、「20年後、殺しに戻る」と言いおいて去ったというのだ。ケスラー自身も転生しようとしており、転生する新生児を求めて病院に向かう――そう考えたBAUは病院に急行しケスラーを発見する。包囲されたケスラーは赤ん坊と銃を一旦床に置くふりをするが、銃を手にして反撃し、射殺される。今際の際にケスラーの目に入ったのは、撃たれたはずみで散らばったウジ虫の姿だった……。

【格言】
「人殺しは必ず幽霊を恐れる」アイルランド議会の議員で判事ジョン・フィルポット・カラン(1750年-1817年)の言葉。カトリック擁護派として合邦法(アクトオブユニオン)に反対した。
「魂は滅びないという教えは、慰めというより脅しである」アメリカの警句家メイソン・クーリー(1927-2002年7月25日)の言葉。

【リーマン予想】
リードが緊張をほぐすために解いているのは、ドイツの数学者ベルンハルト・リーマンが1859年に提唱した数学の予想。リーマン自身も証明することができず、未だに解決されていない。2000年にアメリカのクレイ数学研究所が100万ドルの懸賞金をかけた数学の未解決問題7つのうちのひとつ。

【BAUと謎の模倣犯】
事件が解決し、クワンティコに戻ってくつろぐBAUのメンバーをホッチが再招集。なんと昨日、ニューメキシコのラスクルーセスの砂漠で脚を切断し、別の脚を縫い合わせた遺体が発見されたのだ。先月もサイレンサー事件を模倣し、口を縫い合わせた遺体が発見されている。この一連の事件の犯人は、BAUが解決した事件を再現しているというのだ。ホッチは通常の事件と並行して、この事件を捜査すると宣言。ついに第一話からBAUを付け狙う謎の人物に焦点があたり始めました。犯人は何者なのか、そしてなぜBAUを見張っているのか……。今後の展開が気になりますね。

2014.3.19|エピソード・ガイド|コメント(2)トラックバック(0)

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コメント

うう、、あの大量のうじ虫が映像に映る度に身の毛がよだちます(~_~;)。。

ラスト、、BAUを狙う謎の人物にいよいよチームが焦点を当てていくようですね〜!今後の展開に期待してます!!

投稿: JJラブ◎ | 2014年3月19日 (水) 00時11分

CSIやBONESにも多々登場して、海外ミステリドラマ好きにはお馴染みになっているウっジ~。いつまで経ってもそのビジュアルに慣れることはなさそうです。この撮影のために、あの大量のウジを用意したスタッフさんの努力に脱帽です。ホンモノ…ですよね?フェイクだとしても、大変な労力です。え?まさかCG?

ハナシは変わって、「これが噂のリードの買い物リスト」には笑ってしまいました。ブレイクってけっこうお茶目さんですね(^^) リードは「緊張がほぐれる」と言っていましたが、私の場合、数学の問題はリラックス作用を通り越して催眠作用があります。天才と凡人の違いってヤツですね(苦笑)

投稿: ままん♪ | 2014年3月19日 (水) 09時03分

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