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三村美衣
(みむらみい)

書評家。雑誌「活字倶楽部」、「SFマガジン」、産経新聞などで書評連載中。趣味は仕掛け絵本の蒐集。


4月30日(火)S7#17『禁断の果実』

17

■狙われたカップル
ワシントン州シアトルで、二組のカップルが殺害された。まず最初はマークダニエルズとベン・プリーストーリーの男性カップル。次がミラー夫妻で、娘がこっそり彼氏に会いに外出している間に殺害された。共に現場からは何も盗まれておらず、レイプもない。凶器は22口径で、クッションで消音し、後ろから頭を撃つ処刑スタイル。しかしどちらの家にも押し入った形跡がない。また被害者全二組に接点はないが、共通点はどちらも近所づきあいがよく、地域活動にも熱心だったということだ。「こういう残酷で計画的な事件は次がある」そう考えたBAUは急ぎシアトルに向かった。予想は的中し、シアトルに向かう飛行機に、第3の事件発生の一報が届いた。同じエリアでまたもや夫婦が殺されたのだ。シアトルに到着後、現場に出向いたリードは、子供がいなかったはずの夫妻が、コンセントカバーなど子供用の安全対策を行なっていることに気づく。やがてミラー夫妻の娘から、両親が教会のボランティア活動に熱心だったという情報がもたらされ、2番めと3番目の夫妻が共にその教会の里親プログラムに参加していたこと、そしてそれは地区センターとの合同プログラムで、最初のカップルも同じプログラムにボランティアで参加していたことが判明する。やがて4件目の事件が発生。やはり同じ里親ボランティアに参加していた女性が殺害され衣服を奪われた。

■プロファイル
BAUはプロファイルを発表する。「犯人は白人の女性。30代後半から40代で、この2、3日中の出来事が原因で子供を手に入れるには、人を殺すしかないと思い込んでいる。被害者はいずれも里子を預かっていたが、犯人が訪れた時にはすでにいなかったために、犠牲になったと考えられる。犯人を突き動かしているのは母性欲求で、これは子供を亡くした場合や、身ごもれない場合に生じる。流産した女性が衝動的に人の子供をさらってしまうのもその一例だ。犯行スピードの加速から見て、犯人は不満を募らせており、一刻も早く止めないと、大量の犠牲と犯人の射殺という結果に終わる可能性が大きい。主産後精神の破綻をきたした患者をあらうと同時に、被害者が里親であることを知ることの出来た人物、地元の里親プログラムのスタッフや関係者も調べて欲しい」

■犯人が探していたのは……
しかし里親プログラムのスタッフに該当者はなかったために、BAUは犯人の精神状態、それに犯人が4件目の被害者から衣服を盗んだことに着目し、施設でおしゃれのできなかった人間が、退院後にアイデンティティを取り戻そうとしたと分析。調査を依頼するが、やはり何も出てこなかった。そんなとき5件目の事件が発生。犯人は公共の場でカレンという女性を撃ち、連れていた赤ん坊をさらって逃走した。カレンが襲われたのは小児科の前で、数十人の女性がいたのに、他の女性には目もくれなかたことから、単なる母性欲求ではなく、彼女の連れていた子供が目的の犯行と分析を変更。ガルシアが誘拐された里子の生みの親を調べたところ、4日前に女子矯正施設から釈放されたマギー・ホールドマンであることが判明する。子供は、マギーと、彼女の16歳の教え子トミー・ブラウンの子供ジョニーだった。被害者は全員、ジョニーの臨時里親で、マギーは家族を取り戻したいという気持が暴走し、犯行に及んだのだった。

■もうひとりのジョニー
そのころ、ジョニーをさらったマギーは、赤ん坊を連れてトミーの元に現れ、母親によって引き裂かれたが、今でもマギーが好きなトミーは、彼女についていこうとする。たまたまやってきた近所の同級生ジュリーはトミーを止めようとするが、マギーは彼女を撃ち、トミーと共に車で逃走した。一方、マギーの調査を進めるBAUは、彼女が以前に勤めいていた高校でも、生徒と性的な関係を持ち、両親から児童虐待で訴えられていたこと、そしてその生徒の名前がジョニー・ルイスであることを突き止める。彼女はトミーとの子供の名前に、昔の生徒の名前をつけていたのだ。そして刑務所からトミーだけではなく、ジョニーにも何十通ものメールを出していた。さらにマギーはルイス家がかつて住んでいた家を購入していることが発覚。トミーと赤ん坊を連れていった先はそこに違いないと考えたBAUは、かつてのルイス家へと急行する。BAUの姿を見たマギーは激昂し、トミーに銃を渡して戦うように促す。しかし、ジョニー・ルイスの身代わりでしかないことを告げられたトミーは銃を捨て、その銃に飛びついたマギーはホッチに撃たれる。トミーは駆け寄って抱き起こすが、そんな彼にマギーは「愛してるわ、ジョニー・ルイス」と囁くのだった。

【格言】
「愛とは自分を滅ぼす力を相手に与えた上で、滅ぼされないと信じること」引用元不明。
「どんな大義名分を持ってしても、ウソが真実に優ることはない」アメリカの実業家ボー・ベネットの言葉。

【ゲストスター】
元教師のマギー役は、『フェリシティの青春』でベンがつきあっていた人妻(そのときの役名もマギーでしたね)、『ホワイトハウス』の第7、8シーズンで、ヘレン・サントスを演じていたテリ・ポロ。一方のトミーを演じているのはJohn Bain(※日本語表記不明)『CSI:科学捜査班』などにも出演している役者さんで、なんと1985年生まれ。高校生を演じていてなんら違和感がないけど、当時27歳とかなんですね。

【ガルシアとケビン】
火曜日のデートを重ね、愛を深めているガルシアとケヴィン。ついにケヴィンがプロポーズを決意し、そのことをモーガンに相談する。その様子を遠目に見たガルシアは、ふたりが何を話していたのか気になって、シアトルのモーガンに電話をかけまくり。一方のモーガンも、ケヴィンの相談にすげない態度をとったうえに、ガルシアの電話も完全に無視する始末。
しかしケヴィンのPCを覗いてプロポーズであることを察知したガルシアは、事件解決後、モーガンに向かって、正式なカップルになると妥協が生じて、必ず別れがくると、不安な胸の内を訴える。そしてケヴィンにも、このままの関係でいたいと伝えるのだが……。バカップルぶりが微笑ましかったガルシアとケヴィンの関係についに終止符がうたれるのか。この話は次回以降につづく模様です。お楽しみに。

2013.4.30|エピソード・ガイド|コメント(2)トラックバック(0)

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コメント

トミー役の俳優さんの情報、ありがとうございました。

「若く見えるけれど、この男の子を演じている俳優さんは絶対に20歳以上」と、頭では理解して見ていましたが、それでも良い気持ちはしませんでした。年の差カップルに偏見はありませんが、マギーの行為には生理的嫌悪感を覚えます。

一方、愛すべきバカップル(笑)、ケヴィンとガルシアの今後の関係が、大いに気になります。シーズン3で初登場以来、出番こそ少ないものの、ケヴィンもクリマイに欠かせないファミリーの一員だと思っていますので・・・どうかこのままうまくいきますように♪と願ってやみません。

投稿: ままん | 2013年5月 1日 (水) 08時54分

アメリカでは、現実にありますからねsmile その女教師も出産し、脱走して相手の少年と逃走…そして逮捕!その後どうなったかは知らないけど…!?
どうして…教師が生徒に手を出すのか!? 私には………解らない?

投稿: Lead | 2013年5月 4日 (土) 10時15分

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