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三村美衣
(みむらみい)

書評家。雑誌「活字倶楽部」、「SFマガジン」、産経新聞などで書評連載中。趣味は仕掛け絵本の蒐集。


4月23日(火)S7#16『つぐない』

16

■共犯者
ジョージア州アトランタでこの2週間で3人の娼婦が殺害された。凶器は刃物で、肺に達するほどの深い傷があり、殺し方はいたって残忍だ。しかしいずれも性的暴行の痕跡もなく、逆に遺体の捨て方は被害者への敬意があった。着衣にも乱れがなく、両手を組ませた状態で、静かな公園に寝かされ、さらに250ドル身につけていたにもかかわらず、盗まれてもいない。愛情深い遺棄と、怒りに満ちた殺害方法のギャップから、BAUはこれが複数犯による犯行と睨む。「犯人は20代後半から30代前半の白人男性二人。凶暴な犯行だが後悔の念も見える。主従関係に近いコンビで、従順な方はルールーに従い、相棒の好みを知り尽くしている。支配的な主犯が、被害者の腿を拘束するなど、殺人の儀式を済ませたら、遺体を捨てに行く。主犯格は性的に不能であり、被害者に与える苦痛と恐怖が快楽になっている。快楽はすぐに消え、暴力による満足はほんの一時で去る。そのために犯人には冷却期間がなく、すぐに次の犯行に及ぶ」というのが最初の分析だった。

■車椅子の犯行
しかし、その後、第4の犯行が発生。被害者ジェリー・ハーモンはセックスセラピストであったことから、犯人は発達性、身体的、情緒的に問題を抱えていることがわかる。どの被害者の太腿にも拘束具を使ったような痣が残されており、人を殺すだけの腕力を持ちながら、そういった道具の力を借りなくてはならない人物――リードは犯人は車椅子を使用しているのではないかと推測する。JJとプレンティスは、3人目の被害者レベッカの友人から、レベッカが姿を消す直前に、駐車禁止ゾーンに古いグレーのワゴン車が停まっていたことを聴きだしていた。障害者であれば、駐車禁止ゾーンに長時間、車を停めていられたことの説明にもなる。「犯人の怒りの強さからみて、障害の原因は自分ではコントロールできない事故によるもので、共犯者は障害を負わせた張本人」と分析したBAUは、マスコミを通じて共犯者に働きかけ、裏切りを誘おうと試みる。

■依存しあう家族
しかし記者会見の効果はなく、名乗りでてくる者はいなかった。共犯者の行動を再検討したBAUは、遺体の捨て方がきれいなことから、共犯者は女性を含む3人であるとプロファイルを修正する。しかし通常3人組みは分裂しやすく、完璧な絆がないと難しい。JJは両親が子供を守っているのではないかと指摘。その観点からプロファイルを見なおしたチームは、「両親が子供に障害を負わした事故」、そして今回の事件が最初ではないと考え、州内の未解決殺人事件を洗いなおすことにする。やがてガルシアが、5年前に女子大生が殺害され、公園に遺棄された事件をピックアップ。被害者の腿には同じような拘束痕があったことを突き止める。そして女子大生が通っていたら大学で、障害者駐車場の許可をとっており、事件後、大学を辞めた人間で検索した結果、スポーツ選手だったが15才のときに事故で下半身不随となったジェフリー・コリンズの名前が浮上する。

■母親
当時の調書によると、母親リンダが運転していた車が事故を起こし、ジェフリーは障害を負ったことになっているが、BAUは事故の状況から、実際に運転していたのは父親で、母親は身代わりとなったと分析する。そして一行がコリンズ家に向かおうとしたそのとき、父親ドナルド・コリンズが自動車事故で死亡したという連絡が入った。ドナルドの事故は自殺によるもので、ポケットには4件の犯行を自供する遺書が入っていた。しかしもし事故を再現するつもりだったとすれば、妻子を乗せていたはずだ。そう考えたBAUはコリンズの自宅に急行する。その頃、コリンズ家に遊びに来ていたジェフリーのパーソナルトレーナーのエリカが、ジェフリーの部屋で、血まみれのネックレスを発見。そのことに危機感を覚えた母親のリンダは、エリカを殺そうと銃を向けていた。そこにBAUが到着し、リンダに投降を呼びかける。しかし家庭内の問題を全てを自分の手で始末しようとするリンダは説得に応じず、息子のジェフリーに銃を向け、射殺される。

【格言】
「怒りの奥底には、必ず苦しみが潜んでいる」ドイツ生まれ、カナダ在住のスピリチュアル系作家エックハルト・トール(1948年2月16日-)ん言葉。『さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる』、『わたしは「いま、この瞬間」を大切に生きます』などが翻訳紹介されている。
「自分の子供にとって正しい人の見本になるように生きなさい」アメリカの自己啓発本の著者H・ジャクソン・ブラウン・ジュニアの言葉。数々のベストセラーを世に送り出しており、日本でも『人生のささやかな真理―5歳から95歳まで350人が学んだこと』などが翻訳紹介されている。

【ゲストスター】
父親役は映画『ワン・カップ・オブ・コーヒー』の主演、『ライトスタッフ』スリック・グドリンなどを演じたウィリアム・ラス。TVでは『ボストン・リーガル』や『CSI:ニューヨーク 』など数々のドラマに出演している。ジェフリー役はデレク・マジャール。『スタートレック エンタープライズ』シーズン4のタッカー少佐の部下の機関部員ケルビー役や、ゲイカルチャーを描いた映画『ボーイカルチャー』の主演などで知られる。また今週末公開の北村龍平監督の『NO ONE LIVES ノー・ワン・リヴズ』にも出演している。母親役ドラマ『ピケット・フェンス』や 『ボストン・パブリック』などに出演している舞台出身のキャッシー・ベイカー。

【ホッチとベス】
事件解決後、いよいよホッチが出場するトライアスロンが本番を迎える。ロッシ、モーガン、リード、そして前夜からの女子会で二日酔いの女性陣と、ジャックが応援する中、ホッチは無事に完走。チームの祝福を受けるなか、ベスが登場。ホッチはジャックに、ベスを紹介するのだった。そしてベスも伴い、BAUの仲間たちと一緒に食事に出かける。ホッチの爽やかな笑顔がすてきですね。

2013.4.23|エピソード・ガイド|コメント(1)トラックバック(0)

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コメント

今回気になったのは、なんと言ってもリードの子守! シーズン7・DVDボックスの特典映像にぜひ入れていただきたいと思いました(←気が早い)

投稿: ままん | 2013年4月24日 (水) 09時45分

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