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三村美衣
(みむらみい)

書評家。雑誌「活字倶楽部」、「SFマガジン」、産経新聞などで書評連載中。趣味は仕掛け絵本の蒐集。


1月8日(火)S7#1『家族の絆』

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■デクランを探せ!
プレンティスがいなくなってから数ヶ月。モーガンは武器売買ルートをあらい、イアン・ドイルの行方を追い続けた。しかしそのルートからなんの手がかりも得られなかったために、アプローチを変更。ドイルの息子デクランの行方を捜査しはじめた。モーガンは、デクランを隠したプレンティスの行動を分析し、ついに、デクランと家政婦がヴァージニア州のスタッフォード郡に居住していることを突き止めた。そしてデクランを見はり続けること2ヶ月。ついに息子の行方を探すドイルが、監視カメラに記録された。それまで秘密裏に行動してきたモーガンだが、すぐに状況をホッチに報告。パキスタンの特殊捜査班の指揮をするために出向中のホッチは、急遽帰国の途につくが、それまでの判断はモーガンに委ねた。自宅にはFBIの捜査官が配置されていたが、ロッシとリードが到着したときには、デクランの姿はなく、捜査官と家政婦は何者かによって殺害されていた。一方ドイルの隠れ家を張っていたモーガンは、在宅を確認、突入して、ドイルの身柄を確保した。

■プレンティスの帰還
ところがドイルは、デクランを誘拐したのは自分ではないと主張。やがて監視カメラの映像から、デクランの誘拐に武器商人のリチャード・ジェレイシーが絡んでいることが判明する。しかしドイルはジェレイシーにはそんなことをするような力は無いと否定。そんな中、ホッチが帰国。チームはホッチから驚くべき事実を聞かされる。なんとプレンティスが生きているというのだ。呆然とするチームの前にプレンティス本人が現れた。安全のため、死んだことにして、パリに身を隠したプレンティスだが、デクランを探すため急遽戻ってきたのだ。そしてジェレイシーを知るプレンティスも彼の単独犯行を否定。他に主犯格の人物が存在するはずだと主張する。

■デクランの母親
デクランを誘拐した犯人が、捜査官の交代要員を装って家に侵入したとすれば、犯人は男女。死体の様子から、犯人はデクランを育てた家政婦のルイーズに恨みを抱いている人物であることから、ホッチはデクランの実母に着目。プレンティスはドイルの取調室に入り、デクランの母親が誰なのかを問い詰めた。母親はクロエ・ドナヒュー。国際的な売春組織の元締めから、ドラッグの密造・販売に転身、武器売買も扱っている犯罪者だった。彼女はドイルの子供を身ごもったが、堕胎しようとしたために、怒ったドイルに出産まで監禁されていた過去があった。しかしドイルはクロエは復讐のためだけに動くような人間ではなく、この事件には金が絡んでいると主張する。

■国外逃亡を阻止せよ
BAUは、ドイルに恨みがあり、かつクロエが満足するだけの金を出せる人間をリストアップ。そうして、ドイルに兄を殺害された密輸業者マクダーモットの名前が浮上する。捜査陣はボルティモアにあるマクダーモットの倉庫に急行するが、そこで発見されたのはジェレイシーの死体だけだった。マクダーモットは飛行機を所有しており、デクランごと国外に逃亡される恐れがあった。そこでリードは、ドイルとデクランの交換を提案。ドイルを連れて空港へと向かった。BAUが到着したのは、クロエとマクダーモットを乗せた飛行機がまさに離陸せんとしているところだった。しかしドイルの姿を見たマクダーモットは、デクランを盾に飛行機のタラップを降りてきた。しかしその後を追って出てきたクロエがドイルを撃ったために、銃撃戦となり、結局ドイル、クロエ、マクダーモットは死亡し、デクランは無事に保護された。

【格言】
「過去を正すことはできない」エリザベス一世(1533年-1603年)16世紀中頃から17世紀初頭に在位したイングランドとアイルランドの女王。ヘンリー8世とアン・ブーリンの娘。生涯結婚することなく、ヴァージン・クィーンと呼ばれた。「私のよき臣民、すべてが私の夫だ」という言葉も有名。
「私は、アメリカ合衆国の憲法を全面的に支持し、国外および国内のあらゆる敵から守りぬきます。また憲法に忠誠を捧げ、義務の遂行を惜しまず、疑問を抱くことも、逃れようとすることもなく、これから職場となる連邦捜査局の勤めを忠実にまっとうすることを神に誓います」FBI入局の誓。

【ハーシパーク】
ジャックがヘイリーの姉妹のジェシカと出かけているハーシーパークは、ペンシルヴァニア州にあるチョコレート・メーカーのハーシーのテーマパーク

【ゲストスター】
公聴会の議長クレイマーを演じているのは、『デスパレートな妻たち』のポール・ヤング、『マッドメン』のダック・フィリップス役のマーク・モーゼスだ。

【タイトル】
今回のエピソードの原題はIt takes a village これは、アフリカの諺である、It takes a village to raise a child.(子育ては村全体で行うもの)からきたもの。デクランの母親になることは無理だと言って断ったものの、ずっとその成長を見守りつづけたプレンティスや、それを支援した人々の存在を意味しているのだろうか。「コールドケース5」の5話「ゲーム」の原題も同タイトルが使われている。

【聴聞会】
今回のエピソードは、一連の事件についての妥当性を図る聴聞会での証言に添って構成されている。秘密裏に行われた捜査、ドイルとデクランの人質交換など、その過程はFBIの捜査規定を大幅に逸脱していたために、全員が停職処分となり、公聴会が開かれたのだ。それぞれの行動に対して信頼を寄せるチームの結束が、この公聴会の過程によく現れている。決して楽観できるような状況ではなかったが、最後にプレンティスが、FBI入局の誓を出して委員会を説得。それによって、今回の捜査は不正には当たらないとして、全員の停職が取り消され、プレンティスも捜査官に復帰することとなった。

【チーム再集結!】
プレンティスの後任としてJJが復帰するも、チーム縮小のために、シーヴァーはアンディ・スワンのチームに移籍。リードは長期休暇。そしてホッチは特別捜査班を指揮するためにパキスタンに出向していた。そんな逆風のなか、国際的な指名手配犯であるドイルを逮捕。プレンティスも戻って、7ヶ月ぶりにチームが再集結することに! やっぱりこのメンツが揃ってこそのBAUですね。というわけで待望のシーズン7の開幕です。恒例のマシュー監督の回は19話。さらにチームのメンバーの恋愛エピソードなども盛り込まれている模様。お楽しみに!

2013.1. 8|エピソード・ガイド|コメント(3)トラックバック(0)

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コメント

初めまして。
いつも楽しく読ませて頂いてます。

投稿: あや | 2013年1月 9日 (水) 02時22分

三村さん、クリミナル・マインド・ファンの皆さん、あけましておめでとうございます。シーズン7がスタートして、やっと今年が始まった気分です(^^)

三村さん、毎回のブログ、とっても楽しみにしています。シーズン7もよろしくお願い致します。

投稿: ままん | 2013年1月 9日 (水) 07時41分

録り溜めていたDVDを見始めました。このエピソードは素晴らしかったです。前シーズンまでは結構おどろおどろしい感じの話ばかりで、ちょっと気が離れてしまっていたんですが、久々に強く胸に響くモノがありました。色々な意味での家族の絆。やっぱり、クリミナル・マインドは深いですね。

投稿: maru | 2013年8月23日 (金) 10時27分

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