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三村美衣
(みむらみい)

書評家。雑誌「活字倶楽部」、「SFマガジン」、産経新聞などで書評連載中。趣味は仕掛け絵本の蒐集。


6月19日(火)S6#22『光閉ざされて』

22

■意識のない被害者のプロファイル
ノースカロライナ州の風光明媚な町レイクワースで、若い女性が道路沿いの断崖から転落、病院に運ばれたが危篤状態がつづいていた。十代後半の女性で、身元は不明だったが、監禁されていたらしく、レイプと拷問を繰り返し受けた痕跡があった。この周辺では3年前にもやはり、身体中に刺傷のある十代後半の女性の遺体が発見されており、地元警察は同一犯の犯行と見てBAUに協力を依頼したのだ。病院で意識のない女性の身体を観察したリードは、歯列矯正の痕からジョセは中産階級の育ちで、日焼けや足の骨膜炎から屋外スポーツをしていたと分析。その後、女性はいったん意識を取り戻すが、「マシ」という謎の言葉を残して息をひきとった。

■さらに遺体が!
一方、女性が発見された現場から犯人の足取りを追うモーガンとシーヴァーは、付近の森の中でアンモニア臭の立ち込める一角に行き着く。警察の調査で、その一角から複数の遺体が発見される。一番古い遺体は10年ほど前のもので、病院で亡くなった女性が生き埋めにされかけて逃げ出したとおぼしき穴も発見された。BAUはガルシアに過去10年の失踪事件を調べるよう指示する。やがて近隣の警察署からの情報で、ノースカロライナ・カレッジに通う19歳の女子大生、アンジェラ・プロクターとマーシー・オーウェンが行方不明になっていることがわかる。病院で亡くなった女性はアンジェラ、そして彼女の残した言葉「マシ」の意味は、「マーシー」がまだ捕まっているだったのだ。

■美術教師の暗室
森で発見された遺体はすべて十代後半のブロンドで、アンジェラも髪をブロンドに染められていた。犯人には、そのタイプの女性と何らかの過去があり、被害者を自分の妄想に当てはめている、だからマーシーもその役をやらされていれば生きているはずだ、とBAUは分析。拉致現場が遺棄現場と離れていることから、性犯罪者リストを絞りこんだ結果、高校で美術教師をしているタルボットが容疑者として浮上した。タルボットの自宅には暗室があり、そこから大量の女生徒の写真が、そして敷地内からはマーシーのTシャツも発見された。しかしタルボットは容疑を否認、さらにBAUもTシャツなど物証を無造作に放置しているなど、プロファイルと合致しない点に疑問を抱く。真犯人がタルボットに濡れ衣を着せようとしているのではないか、そう考えたBAUはタルボットの自宅に出入りしたことのある人間のリストを作成する。

■ローズ
マーシーが毎年アート・フェスティバルでステンドグラスのウィンドチャイムを買っていたことに着目。ステンドグラス職人のロバート・ブレマーはタルボットの自宅にも一度訪れ、教会にも16年通っていることがわかった。アンジェラの検視報告で傷口からガラス片、血中から重金属が検出されていたことも、犯人がステンドグラスの職人であれば納得がいく。ブレマーはレイクワースに引っ越してくる前に、妻とその連れ子のローズを交通事故で失っていた。ローズは当時10歳。妻が精神疾患で入院した隙にブレマーはローズを虐待。それを知った妻はローズを連れて逃げる。ところがその後もブレマーにしつこく付きまとわれ、追い詰められた彼女は娘を道連れに湖で心中したのだ。マーシーはローズの身替わりなのだ。捜査陣はブレマーの職場と自宅に急行するが、そこにはブレマーの姿もマーシーの姿もなかった。ブレマーはマーシーと無理心中を図ろうとしている、そう分析したBAUは湖へと急ぐが、ブレマーは検問を破り、車ごと湖に突っ込んだ。モーガンが湖に飛び込み、車の窓からマーシーを救出、それを妨害しようとしたブレマーはホッチに射殺される。

【格言】
「たとえ神の力を持ってしても、過去をなかったことにはできないのだ」紀元前4世紀のアテナイ(アテネ)の悲劇詩人アガトンの言葉。マケドニアのアルケラオス王に招かれてマケドニアで暮らし、マケドニアで没した。「過去を振り返るのは、何かを生み出すときだけでいい」メキシコの作家ドメニコ・エストラーダ(1954年4月18日~)の言葉。

【BGM】
帰りの飛行機の中からサッカーのシーンでかかる曲は、イギリスのロックバンド、スペンサー・デイヴィス・グループが1966年10月にリリースした「ギミ・サム・ラヴィン」。この曲は、オリビア・ニュートン・ジョンやブルース・ブラザーズなどさまざまなアーチストにカバーされている。

【ホッチ、サッカーのコーチになる】
ホッチは週末、息子のジャックのサッカーのコーチをすることになる。コーチに抜擢された理由は、他の父兄がみんな携帯を覗いたりしている中で、ただ一人、試合を応援していたから。イタリア系で実はサッカー好きのロッシは、帰りの飛行機の中でホッチにサッカーのフォーメーション表をわたす。ホッチはロッシにアシスタントを頼み、ふたりは週末、ジャックの試合にでかける。ジャックのシュートに、ハイタッチを交わし、子供たちをねぎらホッチとロッシのくつろいだ表情が素敵ですね。

2012.6.19|エピソード・ガイド|コメント(1)トラックバック(0)

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コメント

タルボット、ラストシーンで見せた姿が怖い。まだ何かたくらんでいそうですね。
モーガン、必死の救命姿は、エミリーのことがだぶっていたのでしょうか。エミリーを助けられなかったと悔やんでいた心が、少しでも救われれば良いと思います。
ロッシとホッチのサッカーコーチ、大変ですが、楽しそうですね。でも、あんなに忙しい仕事なのに、休日はコーチだなんて、タフだなぁ。

投稿: ゆらら | 2012年6月22日 (金) 17時03分

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