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三村美衣
(みむらみい)

書評家。雑誌「活字倶楽部」、「SFマガジン」、産経新聞などで書評連載中。趣味は仕掛け絵本の蒐集。


5月29日(火)S6#20『傷を負った女』

20

■女性乱射犯
フロリダ州タンパの銃器店で乱射事件が発生、店内にいた4人が射殺された。目撃者によると、事件後、女が落ち着いた様子で店内から出てきたという。犯人はその銃器店を訪ね、38口径のリボルバーの購入を希望するが、引き渡されるまでに3日かかると言われ、持参した銃弾を使って乱射。銃を持って逃走した。このタイプの犯人は、その場で立てこもり警察に射殺されることが多いが、この女性は警察の到着を待たずに現場を離れていることから、BAUは彼女がまだやり残していることがあると分析する。そしてその分析は的中し、犯人はショッピングモールで警備員を射殺、検問所で警察官、その後2人の救命士を撃ち、逃走する。

■プロファイル
「犯人は30歳から40歳の白人女性。移動パターンには一貫性がなく、身を守ろうとか、逃げようとかいう意思があるように見えない。大切な何か、おそらく子供を失い、絶望している。警察官や救命士を襲っているのは、子供を失った原因が事故や事件で、そのときに彼らに手を差し伸べてもらえなかったからだろう。そして長い間、怒りを募らせてきた結果、彼女は衰弱し、今日、全てを終わらせようとしている」BAUはプロファイル発表、記者会見を開き、犯人との接触を試みるが、効果はなかった。

■子供を奪われた母
犯人が銃弾をもっていたことから、犯人の夫か恋人が38口径を所有していると見たBAUは、35歳から50歳の白人男性の登録者で検索をかける。しかし自衛を推奨するフロリダでは銃所持は珍しくなく、絞り込むことができない。ガルシアが今日の日付で、若い犠牲者の出た事故を検索したところ、昨年、警察と強盗のカーチェイスに、主婦の運転する車が巻き込まれ、6歳の男の子が死亡していたことが判明する。運転していた主婦の名前はシェリー・チェンバレン。そして亡くなった息子のダミアンはその日が誕生日だった。しかしこの事件で殉職した警官がいたため、報道はそちらに重きがおかれ、巻き込まれた母子についてはほとんど無視されているような状況だった。

■説得
ガルシアはさらに、シェリーが消防士の夫と3ヶ月前に離婚していることをつきとめる。彼女は自分と一緒に子供の死を嘆き悲しんでくれない夫に怒りをつのらせ、そして夫と同様に、本来はダミアンを助けにきてくれるはずのヒーローなのに、助けてくれなかった消防士や救命士、そして警官に怒りをぶつけているのだ。BAUは、シェリーの家、そしてシェーリーの別れた夫ドンの家に向かう。ドンの家にシェリーの車があるものの、ふたりの姿はない。リードは、ドンが編集していたビデオの箱から、ダミアンの誕生日を祝っていたハンバーガーショップの飾りを発見。捜査陣はその店に急行する。バーガーショップでは、錯乱したシェリーが銃を手に立てこもっていた。射殺しようとする警察に対して、ホッチは説得を主張。店内にひとりで入ったホッチは、シェリーに対して理解を示し、あなたはいい母親だったのだから、ダミアンは幸せだった、だから自分を責めてはいけないと語りかける。説得をうけ入れたシェリーは、ホッチから幸せだった頃の家族の写真を受け取り、手に持った銃を夫のドンに渡す。

【格言】
「人は嘆き悲しむからこそ人間なのである」アルゼンチンの詩人アントニオ・ボルキア(1885年11月13日~1968年11月9日)の言葉。ボルキアはイタリアで生まれ、1990年にアルゼンチンに移住。原詩はスペイン語で書かれている。

【ゲストスター】
シェリーを演じているのは、『ザ・プラクティス ボストン弁護士ファイル』のリンジー・ドール、『ライ・トゥ・ミー 嘘は真実を語る』の心理学者ジリアン・フォスター役で知られるケリー・ウィリアムズ。

【小さな光を輝かせよう】
シェリーがダミアンと「小さな光を輝かせよう」と歌う曲は、This Little Light Of Mine。アメリカでは有名なゴスペルソングで、数々のアーチストによってカバーされている。

【プレンティスへの想い】
ホッチはストラウスの命令で、プレンティスの死を、BAUのメンバーがどう受け止めているか面接を行う。モーガンは自分があと1分早く着いていれば、プレンティスは死ななかったのではないかという自責と、ドイルへの怒りを顕にした。ガルシアはプレンティスの死については語りたくないから、楽しい思い出の話をしたいと言う。リードはギデオンが正しかったのではないか、大切な人を失ってまでやる価値のある仕事なのかと疑問を口にする。ロッシは自分の気持ちは口にしないものの、BAUが別れた3人の妻以上に深くつながっていると語る。プレンティスを失ったBAUと、息子を失ったシェリーの心を重ねるように進む今回のエピソード、シェリーを説得するホッチの一言一言がとても深く心に響きます。事件解決後、「俺たちはあんたに聞いてもらえる、あんたは? どんな気持ちなんだ?」モーガンの問いかけに「みんなと同じだ。寂しいよ」と答えるホッチ。プレンティスが生きていることは、もちろんホッチは知っているわけですが、でも、大切な家族を失ったという意味では同じなんでしょうね。

2012.5.29|エピソード・ガイド|コメント(0)トラックバック(0)

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