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三村美衣
(みむらみい)

書評家。雑誌「活字倶楽部」、「SFマガジン」、産経新聞などで書評連載中。趣味は仕掛け絵本の蒐集。


1月24日(火)S6#2『JJ』

2

■消えた女子大生
3日前の金曜日、メリーランド州のアトランティック・ビーチで19歳の女子大生、ケイト・ジョイスが行方不明になった。失踪直前までケイトと一緒にいた若者、シド・ピアソンとジェイムズ・バレットのふたりが重要参考人として身柄を拘束されたが、ふたりは、ケイトと金曜の夜にクラブで出会いセックスはしたが、全て合意のうえであり、モーテルまで送って別れたと主張。拘束期限の72時間まで残りは12時間。しかし供述に矛盾はなく、地元警察は証言を切り崩せずにいた。
■ふたりの容疑者
裕福な家庭で育ったピアソンは、支配的でカリスマ性があり、自信家。一方バレットは、親が居場所を転々としていたせいで流されやすく、ふたりは一見、典型的な主従関係にあるように見えた。ふたりは10歳の頃から幾度も補導されており、昨年は、不起訴にはなったものの暴行罪でも捕まっている。BAUは彼らをシリアルキラー型人格と分析。プレンティスはバレットを、モーガンはピアソンの尋問を担当、心理的に揺さぶりをかけようとする。しかし彼らは同じ証言を繰り返すばかりで、あげく、示し合わせたようにウソ発見器での尋問を希望。そしてなんとその結果は「シロ」であった。時間は刻一刻とすぎ、残り時間は3時間をきった。彼らはいったいどうやってウソ発見器を欺いたのか……。
■彼らは殺していないのではないか?
被害者のケイトは優等生で、知らない男についていくようなタイプではない。なのになぜ、今回はピアソンとバレットについていったのか。リードとロッシは、失踪以前にもケイトが、ふたりとどこかで出会っていたのではないかと推測。その後、ガルシアの調査で、バレットの勤める店でジェットスキーをレンタルしていたことが判明する。バレットはケイトと金曜の朝に出会い、ピアソンよりも先に彼女に目をつけていたのだ。しかしピアソンの携帯におさめられた写真からは、彼女がバレットには目もくれず、ピアソンにだけ興味を示していたことが見てとれる。やがてバレットへの尋問を重ねるBAUは、彼が決して愚鈍ではないことに気づいた。彼は落ち着きがなく、一見、従属的に見えるが、決して弱っているわけではない。
■バレットの復讐
モーガンはウソ発見器にパスしたのは、供述は真実であり、実際に殺害していないからではないか、彼女を発見されない場所に捨てただけなのではないかと推測。また、携帯の写真を見たJJは、ケイトと別れた後に撮ったと見られる写真の背景に、ケイトの携帯が写っているのを発見する。しかしその携帯は、ケイトの宿泊先で発見されており、現在は両親が保管している。つまり、ケイトは彼らの供述通り、一度、ホテルに戻っていたのだ。ピアソンはケイトをモーテルに送り、その後バレットを家まで送った。ところが携帯を見つけたバレットは、ふられた復讐のためにもう一度ケイトに会いに行き、薬で眠らせて船に運び、サメのいる海に彼女を放置したのだ。バレットのボートの速度を鑑みると、彼女を捨てた場所はおおよそ120キロ。自白を引き出せないまま拘留期限を迎えたものの、捜索ヘリがその距離の海域を捜索、やがてブイに必死に捕まって手をふるケイトが発見された。

【格言】
「必ずしも悲劇に血の匂いはいらない。荘厳な悲しみに満ちてさえいればよい。それこそが悲劇の魅力なのだ」ジャン・ラシーヌ(1639年-1699年)17世紀を代表するフランスの劇作家。『フェードル』『アンドロマック』などギリシア神話や古代ローマ史を題材に、愛憎が半ばする情念に満ちた悲劇を得意とした。
【ゲストスター】
ケイトの父親は「アリー my love」のビリー役のギル・ベローズ。シド・ピアソンは10歳で『スタートレック/反乱』に出演、以降「CSI:3 科学捜査班」「コールドケース」など数々の映画やドラマに出演している。
【JJ国防総省から】
ホッチの部屋に、ストラウスに呼ばれたJJ。なんとJJは、国防総省から転職のオファーが来ていたにも関わらず、誰にも告げずに断り続けていたのだ。転職をすすめるストラウスは、「今度のポストは出張が少ないからお子さんのためになる」と指摘。それに対してJJは「家族に犠牲は強いていない」と語気を強くする。アトランティックビーチではケイトの両親に親身に接し、ケイトの無事を信じ、そして事件解決後、父親から「あなたは私の命の恩人です」と感謝の言葉をかけられた。被害者の家族や、マスコミ、組織の間に入り、常にチームが動きやすいように気を配ってきたJJ。しかしホッチの努力も虚しく、JJの移動は既に決定事項となっていた。「なんとか君を残したかったけど、力が及ばなかった」と告げるホッチをつらそうな表情が胸にささります。さよならJJ。いつか必ず戻ってきてくれることを信じて待ってます。
【挿入曲】
エピローグでかかっている曲は、レイ・ラモンターニュの“Let it be me”。ニューハンプシャー出身で、高校卒業後靴工場で働いていたという彼。2004年にシンガーソングライターとしてデビュー、柔らかなハスキーボイスが魅力で、3枚目のアルバムGossip in the Grainがビルボードの3位にランクインした。“Let it be me”は同アルバムの2曲目におさめられている。

2012.1.25|エピソード・ガイド|コメント(3)トラックバック(0)

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コメント

JJが、ペンタゴンへ………
いつか…戻って来るのかな?!

投稿: Lead | 2012年1月30日 (月) 17時54分

戻ってきますので、ご安心を(^^)

投稿: mgg | 2012年2月14日 (火) 23時17分

JJ以後、見ていません。S6”JJ”も封印。
S7まで、封印です。JJの居なくなったチームの活躍を見れません。根性無しです。
それほど、A・Jクック演じるJJはキャリアスーパーウーマン、働く女性、人間性のあこがれ具現でした(物語の中でも)、じっと春待ちます、1年は長いでーす!

投稿: kitilyou | 2012年3月25日 (日) 12時34分

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