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三村美衣
(みむらみい)

書評家。雑誌「活字倶楽部」、「SFマガジン」、産経新聞などで書評連載中。趣味は仕掛け絵本の蒐集。


1月17日(火)S6#1『明けない夜』

1

■スパイサーの死
大停電が発生したLA。マスコミから暗闇王子と名付けられたシリアルキラーは、スパイサーの娘エリーと、妹クリスティンを誘拐。クリスティンをレイプしたうえ、肋骨がつぶれ肺がつぶれるまで殴りつける。ふたりを助けようと、モーガンとスパイサー刑事が駆けつけたが、犯人はそのモーガンの目の前で、スパイサーを殺害し、娘のエリーを連れ去ってしまう。その後、犯人はわざとエリーを逃がし、エリーが助けを求めた先の住人を殺害する。さらに彼は、自分がおとりに使われたことに気づいたエリーにむかって、「俺たち最高のチームになるぞ」と語りかけるのだった。
■エリーの機転
「あたしたち、チームじゃないから」8歳のエリーは、怯えた様子を見せず、気丈にも犯人と向き合っていた。そんなエリーに犯人は自分のことをまるで神であるように語る。やがて、ラジオのニュースでエリーの特徴が報道されていることを知った犯人は、エリーの髪の毛を短く切り、さらに押し入った家で男の子の服装に着替えさせる。その家で、犯人から子供を連れてくるように命じられたエリーは、機転をきかせ、近所中に触れ回るように指示して兄弟のひとりをこっそり逃がす。近隣の人々はすぐに警察に通報、さらに家を取り囲み、犯人を取り押さえようとする。しかし彼はエリーを連れて、人垣を車で突破して逃走するのだった。
■狙いはエリー?
現場に残された犯人のキャンピングカーの遺留品を調べていたモーガンとリードは、新聞記事のアンダーラインから、犯人が狙っていたのはスパイサーではなく、娘のエリーの方だったのではないかと分析する。25年前にスパイサーを殺していれば、エリーは誕生していない。そのことから、彼はエリーを自分の孫のように考えて守っているつもりなのだ。さらに、新聞の切り抜きを調べたリードは、殺人事件の起点が1968年に遡ることをつきとめる。やがてガルシアの調査によって、犯人はビリー・フリンという名で、悲惨な子供時代を送り、1968年、13歳のときに、薬物中毒で娼婦の母親とその客を撃ち殺した過去があることが判明した。
■JJの交渉
スパイサーの妹クリスティンは、レイプされたうえに両肺をつぶされ、搬送された病院で息をひきとる。しかし死ぬ前に、犯人が常にカーラジオでニュースを聞いていたことを証言。プレンティスは、このラジオ放送を使って犯人と交渉することを提案する。JJは、全ての番組に割り込むことが可能な緊急警報システムの存在を指摘。何時間もかけ、お役所仕事的なたらい回しを突破し、緊急警報システムの使用許可をとりつける。さらに交渉役を任されたJJは、ホッチから「犯人に同情し、理解を示せ」という指示を受ける。しかし、JJは付け焼き刃の交渉術ではなく、ひとりの母親としてビリーに語りかける道を選択する。愛情に満ちたJJの言葉を聞いたビリーは、エリーを解放。新たな人質をとって民家にたてこもり、屋内にモーガンひとりを招き入れる。ビリーは怖がらない相手は撃てない――そう確信するモーガンは、ホッチが止めるのもふりきりビリーと対峙。ビリーは涙を流しながら母親のことを語りはじめ、そして「天国でやり直したいなあ」というつぶやくとと、銃を人質に向けモーガンによって射殺されることを選ぶ。

【格言】
「家庭とは家族が心を通わせる場所。家族が愛し合っていればそこは花園のような美しい場所となるが、家族の心に調和が無ければ嵐が吹き荒れ、花園は台無しになるだろう」ブッダ、仏教の開祖である釈迦(紀元前463年?-紀元前383年?)の言葉。
【挿入曲】
今回使われている曲は前編同様にレナード・コーエンの曲。最初の野原のシーン、歯の矯正がクローズアップされるときにかかるのが“Night Comes On”、踊っているシーンが“Dance Me to the End of Love”、「中に入って出てくるんじゃないからね」の直前にかかるのが“Sisters of Mercy”、そして事件解決後にかかるのが“Who By Fire”だ。
【シド・チャリシー】
ビリーが自分の母親が似ていたと語るシド・チャリシー(1921年3月8日-2008年6月17日)は、アメリカの女優でダンサー。1950年代のハリウッド黄金期にミュージカル映画で活躍し、『バンド・ワゴン』(1953)でフレッド・アステアと、『ブリガドーン』(1954)、『いつも上天気』(1955)でジーン・ケリーと共演。ミュージカルのブームが終焉した後も、女優として長く活躍した。
【第6シーズンスタート!】
お待たせしました。第6シーズンのスタートです。今期もチームのメンバーとの別れや、とある人物の過去など盛りだくさんの内容で、ゲストも「プリズン・ブレイク」のTバッグロバート・ネッパーや、「エイリアス」のレイチェル・ニコルスなどが登場。こちらのブログもひきつづきよろしくお願いします!

2012.1.18|エピソード・ガイド|コメント(5)トラックバック(0)

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コメント

半年待ってホッチ達に会える日は、本当に嬉しいです。BAUの皆さん、また半年間よろしくお願いします。シーズン5最終話が流れたあと、秋の再放送を見ハグり、寂いかった思いがありましたが、今回の事件解決でスッキリ。モーガンとガルシアのプロの信頼関係、羨ましい!

投稿: ラブリーガール | 2012年1月19日 (木) 12時38分

殺人鬼のビリー役、ティム・カリーの演技がすばらしかったです。ただの殺人鬼ではなくて、そこに至るまでの背景までが、彼の演技を通して切実に伝わってきました。
S6始まって、今回もブログ楽しみにしています!ゲストスターの紹介やトリビアもあわせて、更新楽しみに待ってますheart02

投稿: きいこ | 2012年1月22日 (日) 02時58分

ティム・カリーの《ビリー》…怪演でした。
ただひとつ…マッド(エリック)吹替が、矢崎さんだったら、良かったかな…smile 東地さんご免なさい。

投稿: Lead | 2012年1月23日 (月) 23時20分

まさかスパイサーに同情してしまうとは思ってもいませんでした。
なんでこうなってしまったのか、どこかで引き返す道はなかったのか…いいようのない孤独感が身体中に広がるラスト。クリミナルマインド中屈指の作品だと思ってます。

投稿: むくむく | 2012年1月26日 (木) 00時42分

スパイサーは刑事、殺人鬼はビリー…
えらいまちがいでした。
はずかしー(( ̄_|

投稿: むくむく | 2012年1月26日 (木) 00時46分

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