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三村美衣
(みむらみい)

書評家。雑誌「活字倶楽部」、「SFマガジン」、産経新聞などで書評連載中。趣味は仕掛け絵本の蒐集。


1月25日(火)S5#1『死神の再来』

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■脅迫状
ヴァージニア州マクリーンで、ヒスパニック系の男性が何者かに自宅で射殺され、チームに緊急招集がかけられた。実は2日前、ERに勤める医師トム・バートンの元に、「LC」と名乗る人物から「息子を殺す。息子を隠そうとすれば、毎日1人、身代わりが死ぬ」という文面の脅迫状が届けられていた。バートンが安全のために息子のジェフリーを外に出さないようにしたところ、翌日からLCが脅迫のとおり、別の人間を殺し始めたのだ。BAUは、バートンと犯人との関わりを調べるために、彼の自宅を訪ねた。ところが父親と捜査陣の会話を聞いたジェフリーは、自分が隠れていたために罪もない人が殺されたことに責任を感じ、家を抜け出して登校してしまった。そこでロッシ、モーガン、JJの3人はジェフリーを追って学校へ向かい、リードとプレンティスの2人がバートン邸で、犯人のプロファイルを進めることになった。
■プロファイル
部外者が入りにくい学校内は安全だと考えたBAUは、犯人を刺激したり、他の生徒がパニックを起したりすることがないように、ジェフリーにも学校側にも、授業が終わるまで普通に振る舞うように指示を出した。ジェフリーが学校から外に出るまでは約5時間。リードはその間に犯人割り出そうとするが、ER医師のバートンは、この半年だけでも数百件の手術に関わっており、絞り込みは難航する。脅迫状の文面から「犯人は男性。バートンが手術を担当したが救えなかった十代の患者の父親」。殺害された被害者がいずれもヒスパニック系の40歳代の男性であることから、「バートンが同じ日にヒスパニック系の男性の手術も担当、自分の子供は死亡したが男性は助かったために、バートンに恨みを抱いた」と推測。カルテをその条件で絞り込むが、バートンはいずれも手術には数時間の間隔があり、恨まれるようなケースではなかったと主張する。
■犯人とその息子
犯人が抱える状況が、脅迫状の言葉の中に潜んでいる可能性があるとリードに言われて、脅迫状を読み直したバートンは、やがてその文面からある患者のことを思い出した。今年の年明けすぐに交通事故があり、ヒスパニック男性はオペで助かったが、同じ事故で運ばれた少年が病院到着時には既に脳死状態で、手術も行わなかった。そのことで父親から「(もし自分の子供が)見殺しにされたらどう思う?」と詰め寄られたのだった。ガルシアの調査で、その少年ジェイソン・マイヤーズは以来、植物状態で入院をつづけていたが、3日前に呼吸器を外し死亡宣告を受けたことが判明する。LCは彼の父、パトリック・マイヤーズだったのだ。ガルシアはパトリックの写真を学校にいるロッシらに送った。折しも下校時間となり、バートンはジェフリーを迎えに行くために家を出た。
■LCの意味は
緊急招集の電話に出ないホッチの身を案じるプレンティスは、プロファイルをリードに任せてホッチの自宅に向かった。ホッチの家の扉は施錠されておらず、もぬけの殻で、壁には銃痕が穿たれ、床には血だまりが残されていた。ガルシアは鑑識や捜査陣をホッチの家に送る一方で、近隣のERに片っ端から電話をかけてホッチの行方を捜したところ、セント・セバスチャン病院に「FBIのデレク・モーガン」と名乗る男が身元不明のケガ人を運び込んだことが判明。プレンティスはその病院で腹部を刺され重傷を負ったホッチを発見する。ホッチのカルテを見たプレンティスはそこに「LC」という文字を見つける。「LC」とは延命拒否をしていないという意味で、「Living Children」の略だった。それを聞いたリードは、「LC」は「子供が一人で生きていくことになる」という意味で、ターゲットはジェフリーではなくバートン医師の方だと悟る。リードの推測は的中、家の外ではマイヤーズが銃を持って待ち構えていた。リードが咄嗟にバートンをかばったために、銃弾はリードの膝に命中。リードは「息子を殺したのはバートンではなく交通事故だ」と説得するも聞き入れられず、やむなくマイヤーズを撃った。そこに警察と救急が到着。バートンの応急処置によってマイヤーズも命をとりとめ、事件は解決した。
■リーパーの策略
チームが病院に駆けつけた頃、ようやくホッチは意識を取り戻した。相手を支配することで快感を得るリーパーは、ホッチの腹部を9カ所刺したうえで、モーガンのバッチを使って彼を病院に運び込んだのだ。リーパーは被害者から何かを奪い、何かを残していく。リーパーがホッチから奪ったのはアドレス帳のBの欄だった。そして服のポケットの身分証の間にヘイリーとジャックの写真が挟まれていた。ヘイリーの旧姓はブルック。ホッチは個人情報が漏れないように、アドレス帳のBの欄にヘイリーの住所を入れいた。ヘイリーの自宅にSWATとチームが急行する。幸いにも二人は無事だったが、安全のために連邦保安局が二人を保護拘束することとなった。10年間かけてショーネシーが壊れていくのを楽しんだリーパーが、今度は自分を支配して壊そうとしている。いったいいつになったら自分は息子のジャックと再会できるのか、いつになったら彼らに安全だと伝えることができるのか。打ちのめされるホッチにロッシは、ホッチが作り上げたチームを讃え、このチームが「必ずフォイエットを捕まえる」と励ますのだった。

【格言】
「弱い人間は決断する前に疑い、強い人間は後から疑う」カール・クラウス(1874-1936)の言葉。カールクラウスはモラヴィア出身のユダヤ人で、世紀末ウィーンを代表する作家。詩や戯曲、随筆で知られる一方で、1899年から1930年にかけては評論誌『ファッケル(炬火)』の編集にたずさわった。いち早くヒトラーの危険を暴いた『第三のワルプルギスの夜』(1933年完成、1952年出版)でも知られる。引用は Half Truths and One-and-a-Half Truths: selected aphorismsの一節。翻訳は『カール・クラウス著作集 5 アフォリズム』に収録されている?(すみません! 古い本で図書館にもなくて実物は確認できてません)。
【第5シーズン開幕!】
お久しぶりです! いよいよ「クリミナル・マインド」第5シーズンのスタートです! 第4シーズンのファイナルのエピローグで、自宅に帰ったホッチを待ち受けていた、「リーパー」ジョージ・フォイエット(S4#18「リーパー」参照)。彼は「取引すべきだったな」と告げると、ホッチに銃口を向けた。銃声、そして暗転。第5シーズンはその僅か数時間後からはじまります。あの銃声は壁に向けて撃たれたものだったとはいえ、ホッチは腹部を9カ所も刺される重傷。さらに何をすれば人を追い詰め、恐怖を呼び覚ますのかを熟知しているリーパーは、家族を人質にホッチを壊そうとする。果たしてホッチはリーパーの支配から逃れることができるのか、チームはリーパー捕まえることができるのか。物語は、記念すべき放送100話へとつづきます。
【ゲストスター】
バートン医師役はクリストファー・カズンズ。「CSI:ニューヨーク」(S2#6)、「NCISネイビー犯罪捜査班」(S6#21)など数々のドラマにゲスト出演している。ジェフリーを演じているのはポール・ブッチャー。1994年生まれの子役スターで、ブリトニー・スピアーズの妹ジェイミー・リン・スピアーズが主演で話題を呼んだ「Zoey 101」の出演でスターに。オフィシャルHPはこちら。ヘイリーたちをガードする連邦保安官キャスマイヤーは、映画「メンフィス・ベル」で「死にたくない」と叫ぶ航空士のフィル役が印象に残るD・B・スウィーニーだ。
【マシュー・グレイ・ギュブラー骨折】
シーズン・オフに脚を骨折し、twitterなどで、がっしりギブスで固めた膝の写真を公開していたマシュー・グレイ・ギュブラー。いったい撮影はどうなっているんだろうと心配していた方も多いのではないでしょうか。さて骨折後の初収録である第1話では、リードは殺人現場に先着、ロッシたちが到着したときには死体の横に置いた椅子に座ってファイルを読んでいるし、バートン邸でもソファーに座ってファイルをチェック。あのバートンを押し倒すシーンはスタントだったようです。最後は無事に(!)銃で撃たれ、これで次週からは公然と松葉杖で登場、だと思われます。
【ウォーカー刑事】
「久しぶり」と挨拶する地元警察のウォーカー刑事は、「ペネロープ」(S3#9)に登場。ガルシアが撃たれた事件の担当刑事だ。

2011.1.26|エピソード・ガイド|コメント(4)トラックバック(0)

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コメント

事件は案外こじんまりしてましたが…大人の事情とはいえリードの活躍が嬉しかったです。一方のBプロット(リーパーvs.ホッチ)、シーズンプレミアらしい波乱の幕開けでしたね~。シーズン5は個人的にベストシーズンだったので、半年間楽しみですwwエミー賞でみたT・ギブソンの演技がどう吹き替えられるのか…期待大ですw 

投稿: kaito | 2011年1月26日 (水) 00時14分

やはり、そういう事情だったのですね〜、リード。リードの活躍は嬉しかったのですが、ホッチが心配です。

投稿: ろん | 2011年1月26日 (水) 00時55分

はじまりましたねぇ。
今後のリーパーがらみの話が楽しみです。
リードが飛び掛ったのはスタントマンだったんですね。???だったので、すっきりしました。

投稿: march | 2011年1月26日 (水) 11時53分

家族でお昼いつも観ています!
これから毎日の放送ではなくなりますが、引き続き楽しみに観たいと思います。
でもやっぱり待ちきれない 笑

投稿: 969 | 2011年1月27日 (木) 17時34分

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