
■ローレン・レイノルズは死んだ
プレンティスから受け取ったリストをチェックしたモーガンは、そのリストの最後の4人のイニシャルが共にL.R.であることに気がつく。各国の諜報機関は同じ事件に携わるエージェントの偽名を、同じイニシャルに統一することが多いのだ。リストを見たガルシアは最後の一行が不自然に消去されていることを指摘する。つまり元リストにはL.R.がもう一人存在したのだ。それを聞いたリードは、以前、プレンティスが「ローレン・レイノルズは死んだ」と自分自身に言い聞かせるようにつぶやいていたことを思い出す。ローレン・レイノルズとはプレンティス自身のことで、彼女自身もドイルの復讐対象だったのだ。ホッチはすぐにプレンティスに電話を入れるが、その着信音は彼女のデスクの引き出しの中から聞こえ、そしてそこには携帯と一緒にバッヂと銃も残されていた。彼女は、家族をも殺すドイルから、ファミリーである仲間を守るために去ったのだ。
■国務省からの助っ人
ホッチはドイルを犯人、プレンティスを被害者としてプロファイルすることで、プレンティスの行方を探そうと提案。国務省からテロの専門家を呼ぶ。なんとその助っ人とはJJだった。JJがCIAから手に入れた資料によると、ローレン・レイノルズは、プレンティスがJTFという特務本部で使用していた名前だった。9.11の後にCIAと西側諸国から精鋭を集めて作られたこの機関で、プレンティスはイアン・ドイルの捜査にあたっていたのだ。そして、ドイルはこのJTFに対して復讐をつづけており、プレンティスと同じチームにいたジェレミー・ウルフ、ショーン・マカリスター、ツィア・モースリーが殺害されていた。そしてもはや残るは、チーム・リーダーでイギリスSISのクライド・イースターとプレンティスだけだった。JTFは潜入捜査も行なっており、ドイルの過去の女性のタイプまで調べあげたうえで、プレンティスが武器商人になりすまして近づいたという。モーガンは、プレンティスが捜査のためにドイルに身を委ねたこと、そしてその関係を自分たちに黙ったまま姿を消したことに憤懣やるかたない様子だが、ロッシはプレンティスがパスポートを自宅に置いたままであることを指摘。さらにトイレで、ドイルから送られたものであろう、ギメルリングが捨てられているのを発見。彼女は逃げたのではなく、仲間を守ために戦う気だと結論づける。
■8年前、ボストンで
その頃プレンティスはボストンにいた。8年前に潜入捜査を行った時に、最初にドイルに接触した店だ。そこでアイリッシュ・マフィアのジャック・フィーヒーを見つけたプレンティスは銃を突きつけ、ドイルの居場所を聞き出す。そして車に乗ろうとするドイルたちに先制攻撃を仕掛けるが、逆に相手に捕らえられてしまっていた。やがて、BAUのメンバーは、その一部始終を防犯カメラの映像で見ることとなった。映像からは、ドイルがプレンティスが来ることを知っていて、裏をかいたことが見てとれた。誰かが、プレンティスの情報をドイルに漏らしている。そう考えたBAUはJTFのチームリーダーであったクライド・イースターを疑い、ボストンの空港に降り立った彼の身柄を確保する。またクライドに何度も電話をかけていた、ジャック・フィーヒーも逮捕した。ホッチがイースターを取り調べるが、やがて内通していたのはクライドではなくジェレミーであったことが判明。ホッチの手腕を認めたクライドは、プレンティスを救うためにBAUの捜査に協力をする。一方ロッシとシーヴァーは、屋上で煙草を吸う事を許可し、フィーヒーを懐柔しようとするが、フィーヒーはふたりの目の前でドイルの狙撃手によって撃ち殺されてしまう。
■なぜ子供を殺したのか
フィーヒーを殺され、手詰まりとなったロッシは、プレンティスとの付き合いが浅いシーヴァーに客観的な見地からのプロファイルをさせようとする。シーヴァーはドイルが、DCのコセンザ家を襲った際に、復讐のために子供をも殺していることを指摘する。テロリスト時代にも手口が正確で、巻き添えもださなかったドイルがなぜ子供を殺したのか。BAUは、実は彼にも子供がいたのではないかと分析、やがて8年前、ドイルが逮捕された直後にドイルの家政婦が男の子を連れてボストンに移住し、7年前に消息を絶っていることを突き止める。少年の情報を調べていたガルシアは、家政婦とその男の子デクランが、銃をつきつけられている写真を発見する。現場はボストンのアダムズ通りの倉庫。そしてその2人につきつけられた銃を持つ手の爪には、歯で咬んだあとがあった。銃をつきつけているのはプレンティスだったのだ。ドイルはデクランが自分の子供であることはプレンティスにしか話していなかった。7年前にこの写真を見せられたドイルは、自分の息子の死と、プレンティスの裏切りを知り、絶望から自供したのだ。そしえJFTとプレンティスへの復讐を決意したのだ。
■真相
しかし実際にはプレンティスはデクランを殺してはいなかった。デクランを父親のドイルからも守りたかった彼女は、彼の死を偽装したのだ。ドイルから壁にたたきつけるなどの暴行を受けながら、プレンティスはデクランがまだ生きていることをドイルに話した。「あなたを出し抜いた、私の勝ちよ」と。フィーヒーが捕まったことを知ったプレンティスは、BAUがやってくることを信じ、情報を小出しにして時間稼ぎをしていたのだ。やがてBAUが倉庫に突入。プレンティスとドイルが死闘を繰り広げる地下室にモーガンが駆けつける。しかしプレンティスは腹部に杭を刺されてたおれ、ドイルは逃走。瀕死のプレンティスは病院に搬送され、緊急手術を受ける。病院の待合室でプレンティスの無事を祈るチーム。やがてJJによって、プレンティスが手術中に亡くなったことが知らされる。「さよならも言えなかった」というリードをJJは強く抱きしめた。
2012.5.15|エピソード・ガイド|固定リンク|コメント(10)|トラックバック(0)

■事故か放火殺人か?
ワシントンDCで1晩に2件の放火が起き2家族が死亡した。一軒は、父親が妻と10歳の息子を道連れにした銃による無理心中で放火はそれを隠すため、もう一軒はガス漏れが原因と見られていたが、距離と発生時間が近いことから、2つの事件の関連性についてBAUに意見が求められた。無理心中のコセンザ家はイタリア人、ガス漏れのフェイガン家はドイツ人と、犠牲となった2組の家族は共にヨーロッパ出身だが、それ以外にこれといった共通点もなかった。プレンティスとロッシは「ガス漏れ」が原因とされるフェイガン家に向かうが、なぜか警察は事件に消極的で、現場検証に立ち会うことすらしない。さらにフェイガン家は治安の良いエリアにあるにもかかわらず、寝室のドアはスチール製で、セキュリティーが異様に厳重だった。奇妙なところはそれだけではない。爆発を伴う火災で複数の人間が死亡したにもかかわらず、そのニュースもこの事件をとりあげてはいなかったのだ。
■白い仮面の集団
検視の結果、妻子を殺して自ら家に火を放ったはずのロン・コセンザが、煙を吸い込んでいないことが判明する。銃の引き金を引く前に火をつけていれば、必ず煙を吸い込んでいるはずで、つまり彼は火がつく前に既に死んでいたことになる。また通話記録から両家の接点を探していたリードは、両家が同じ番号に電話をしていることを発見する。相手の名前はバロン・ディレイニー。そしてそのディレイニーもまたイギリス人だった。ディレイニーの家に向かったモーガンとプレンティスは、ディレイニーの家の前で、白い仮面を被った一団と遭遇、激しい銃撃戦となる。犯人たちは、逃げ遅れた仲間を、非情にも撃ち殺して逃走する。一方、家の中では既にディレイニーは死亡しており、足の指の間から注射針の痕跡があった。
■CWS
報道がないことに疑問を持ったガルシアは、唯一、放火事件をネットニュースにあげ、その後、記事を取り下げた記者を待ちぶせし、記事を取り下げた理由を尋ねる。虚栄心をくすぐるガルシアの巧みな誘いに負け、記者は「カネの流れを追え」というヒントを残した。ガルシアは記者の所属する会社の取引先を調べ、揉み消しにCWS(クリア・ウォーター・セキュリティーズ)という民間諜報会社が関与しており、コセンザ、フェイガン、ディレイニーの3人はいずれもその会社の社員であることを突き止めた。ホッチはCWSをクワンティコに呼ぶ。CWSは政府からも依頼を受けており、最初は協力を渋っていた。しかしホッチの脅迫めいた言葉と、「犯人はヨーロッパ人の集団で、高度な訓練を受けている。コセンザの子供を殺したことから、そのうちの1人は恨みを抱いている。逃走中に殺害された犯人は、茎がV字になっている四つ葉のクローバーのタトゥーを彫っており、これをシンボルマークとする組織は、元軍人の秘密セクトであるヴァルハラだ」というプロファイルをうけ、ついにIRAの分派のリーダーを捕らえようとしたことがあることを告げた。その男とは、ヴァルハラというコードネームで呼ばれた男、イアン・ドイルだった。
■プレンティスの決意
ドイルの最終目標はプレンティスの命だ。BAUの仲間を巻き込みたくないプレンティスは、そのことをBAUに話せないまま、インターポール時代の同僚クライドとツィアと連絡をとりあっていた。しかしBAUの調査でイアン・ドイルが北朝鮮の収容所にいたことを知ると、彼女はクライドに対して不信感を抱き始める。そしてツィアにクライドと離れて、偽造書類屋のコレリを尋ねるようにアドバイスする。しかしその指示に従ったツィアは、待ち受けていたドイルに眉間を撃ちぬかれ殺害されてしまう。BAUの捜査官としてコレリとツィアの殺害現場に入ったプレンティスは、動揺を隠しきれずに嘔吐。着替えを理由に一度自宅に寄り、金庫の中にしまっていた金のネックレスをトイレに捨てると、クワンティコに戻る。クワンティコは、5つの政府機関が絡む合同捜査で緊迫した空気に包まれていた。そしてホッチが関係機関の捜査陣を前に捜査手順を話す中、プレンティスは仲間の顔を胸にしっかりと刻み、ひとりブリーフィングルームをあとにする……
2012.5. 8|エピソード・ガイド|固定リンク|コメント(4)|トラックバック(0)

■目撃者
ルイジアナ州ラファイエットで十歳の少年サミー・スパークが血まみれで小学校に登校。警察が自宅にかけつけたところ、家は荒らされており、両親の姿が消えていた。現場の状況から、両親のうちどちらかが重傷を負っていると考えられた。サミーが事件を目撃していることは間違いないが、しかし彼は自閉症で事情聴取を行うことができず、困った警察はBAUに捜査協力を求めた。やがて鑑定により、自宅に残された血痕が、父親のチャリーのものであることが判明する。BAUは、自宅には無理に押し入った形跡もなく、さらに目撃者であるサミーを残していったことからも、サミーが証言できないことを知っている、顔見知りの犯行と分析する。
■音による対話
サミーの事情聴取はリードとロッシが担当する。しかしサミーは実の母親から触られることも嫌がるほどで、なかなか情報をえることができない。リードはサミーの指が鍵盤を叩くように動いているのに気づき、彼と、ピアノを使った対話を思いつく。イエスなら「ファ」、ノーなら「ド」。そして「覚えてるかな。パパとママがいつ連れていかれたか?」とリードが話しかけると、サミーは「ファ」の音を連打したのちひとつの曲をひきはじめ、さらにリードの手をとると、同じ曲を弾くように導くのだった。
■「L」が表していたのは……
サミーが両親との対話に使っている絵カードを見たロッシは、サミーが絵によって事件のことを伝えようとしていることに気がつく。「L」は文字ではなく、3時を表す時計だったのだ。サミーはスケジュールを狂わすことなく、毎日同じ生活を繰り返していた。そしてサミーはいつも2:30~6:00まで両親が経営する楽器店ですごし、父親はサミーのために毎日、決まった時間に決まった曲を流していた。サミーが弾いていたのは、3時に店で流れる曲だったのだ。そして店の防犯ビデオを確認したところ、毎日3時になると店にやってくる配達業者がいることが判明する。サミーはあの曲で犯人を指摘していたのだ。配達業者の名前はビル・トーマス。漁師だったが、石油流出事故により、職を失い、家は抵当で流れ、漁船のローンも焦げ付き、さらに子供の親権を奪われていた。
■終章
一方犯人のビルは重傷のチャーリーを漁船に監禁、アリソンを脅迫しスパーク家の口座からお金を下ろそうとしていた。しかし不況にあえぐこの街では、わずかな金額を換金するのも困難で、全額を手にすることができなかった。目的を果たせないまま漁船に戻った2人が発見したのは、大量出血で死んだチャーリーの遺体だった。アリソンはチャーリーにすがって泣き崩れる。その頃、犯人の身元を割り出した捜査陣は、ビルの家と漁船に急行。漁船を包囲したBAUはビルに投降を呼びかける。逃げ場を失ったビルは、アリソンに銃をわたし自分を撃つように頼む。自殺では保険金が手に入らないからだ。アリソンが拒絶すると、ビルは彼女に向かって、チャーリーのいないこれからの人生を語り、怒りを掻き立てようとする。そして、船内から一発の銃声が響き、その銃声に急き立てられるように突入したモーガンたちが発見したのは、撃ち殺されたビル、そして夫の遺体にすがりついて泣くアリソンの姿だった。パトカーで現場に連れてこられたサミーは、救出されたアリソンの肩を慰めるようにたたき、それまで息子の心の安定のために手を触れないように努めてきたアリソンも堪えきれずにサミーを抱擁する。
2012.5. 1|エピソード・ガイド|固定リンク|コメント(2)|トラックバック(0)

■誘拐
ニューヨーク州のシラキュースで、25歳の大学生モリー・グランディが誘拐された。シラキュースでは4ヶ月前にも、モリーと同じ大学に通う25歳のゲイル・ラングストンが失踪。3日後にオノンダガ湖から遺体で発見されている。ゲイルの死因は刺殺だが、両手足が潰されていた。ふたりとも車が同じ駐車場で発見されたうえ、家を出るときには旅行にでも出かけるかのような大量の荷物を持ち、それが全てその車の中に残されていた。もし同一犯による犯行だとすれば、モリーに残された時間は36時間たらず。あいにくモリーとゲイルの接点は見つからないが、ふたりとも小柄で気が小さく、簡単に支配されやすいタイプだった。警察は容疑者としてモリーの元カレのライルを連行した。ライルはモリーに暴力をふるっていたうえ、ゲイルと同じ授業を受講していたのだ。ライルは暴力でモリーを支配していたが、このところ、彼女は自分に隠れて誰かを密会をつづけており、服の趣味も言動にも変化があったと語る。
■今日からやる
一方、死体遺棄現場のオノンダガ湖に向かったモーガンとリードは、犯人が綿密な段取りで誘拐し、沈着冷静に殺害したにもかかわらず、遺体には錘をつけた形跡もなく、捨て方がお粗末なことに疑問を感じていた。ひょっとすると犯人は、水葬するつもりで、ゲイルを水に沈めたのではないか……。水葬は女性が好む方法だった。その頃、モリーの部屋を見ていたプレンティスとシーヴァーも、モリーが女性と同居していた形跡を発見していた。さらにモリーの部屋には「今日からやる 明日もやる」という自己啓発の文言が掲げられており、ベッドの下には克明なダイエット日記が隠されていた。
ガルシアがモリーのカードの記録にあたったところ、以前のモリーは無理なダイエットと、反動によるドカ食いを繰り返していたことが判明。ところが3ヶ月前から生活態度が急変。スーパーで買い物をし、ヨガ教室と料理教室にも通いはじめていた。その変化は、殺されたゲイルも同様で、失踪の2、3ヶ月前から明るくなって、大学にも通いはじめた。そしてその頃からの口癖が「今日からやる 明日もやる」だったというのだ。
■プロファイル
BAUがまとめたプロファイルは「犯人は20代半ばの白人女性。地元で人を助けるような職業についている。プライドが高く、ナルシストだ。犯人は言葉巧みに被害者に近寄り、彼女たちと同居し、励ましつづけていた人物。感謝されたり、頼りにされることで、ナルシシズムを満たしていた。しかし自信をつけはじめた被害者はやがて犯人を必要としなくなり、そのため犯人は拉致監禁してまでもプログラムをつづけようとした」というものだった。さらに家族からの聞き取りによって、モリーが摂食障害で、ゲイルが欝で、同じ病院に通院していたことが判明する。そして病院の防犯カメラの映像を分析したガルシアが発見したのは、被害者と同じバッグやスカーフを身につけ、後をつけるひとりの女の姿だった。そして地元出身、被害者と同じ病院の患者で、親がひとりか里子、そして以前の住所か親戚がオノンダガ湖に近い住所という3点でクロス検索をかけた結果、ジェーン・グールドという女性の名前が浮上した。医師によると、ジェーンは自傷行為を繰り返しているが、それすら認めることがなかったという。そしてその欲求不満の代償に、人に求められる救世主になろうとしたのだ。
■オノンダガ湖
その頃、犯人のジェーンは誘拐したモリーをさらに支配するために、ライルを誘惑。その様子を撮影してモリーに見せようとしていた。しかしベッドに縛りつけたライルが反撃。ジェーンとライルが争っている隙にモリーは家を脱出した。しかし一度は脱出したものの、後を追ってきたジェーンの車にはねられてしまう。ジェーンはモリーをオノンダガ湖に運び、水葬しようとする。そこにガルシアのマジックで、ジェーンの身元からオノンダガ湖に近い祖父母の家を突き止めたBAUと捜査陣が到着。間一髪のところで、ジェーンを逮捕し、モリーを救出した。
2012.4.24|エピソード・ガイド|固定リンク|コメント(1)|トラックバック(0)
■切り取られた足の裏
LAで2週間の間に3人の女性が誘拐され、殺害された。15日前は銀行員のシェリー・オントゥ。6日前が美術教師のヴィッキー・ヘイガーグ、そして2日前がバーの接客係リンダ・ディーン。被害者は、住んでいる場所も、職業も、収入もばらばらで、まったく共通点がない。いずれも誘拐から24時間後に、公共の場に遺棄されており、死因は溺死。それも水ではなく、生きたままメタノールに浸けられ、殺害されている。被害者に性的暴行の跡はないが、いずれも、右の足の裏の同じ場所が切り取られていた。しかし検視では、その傷口からメタノールは微量にしか検出されない。つまり、皮膚を切り取ったのは死亡後で、切り取ったのは被害者を苦しめるためではないことがわかる。また被害者の血中からクロロフォルムが検出されたが、クロロフォルムによる火傷が顔にないことから、霧状に散布されたものを吸収したと推測される。
■タクシードライバー
大量のメタノールを購入した線から、犯人に近づけるのではないかと期待されたが、南カリフォルニアではメタノールの購買に制限がなく、その線からはなにもわからなかった。しかし、リンダ・ディーンが誘拐されたのは地下鉄の終電後の時間。徒歩ではなく、なんらかの交通手段を使ったはずで、クロロフォルムを霧状で散布できる密閉空間、誘拐現場が広範囲にわたっていることから、犯行にタクシーが使われている可能性が浮上する。しかし、ガルシアが、タクシー会社のGPSにリンダ・ディーンの足取りを照会するが、該当する車両は発見されなかった。しかしLAのタクシーは、そういった会社に所属するものだけではなく、もぐりの白タクがほぼ同数存在するのだ。
■プロファイル
犯罪の性質上、BAUはプロファイルを急ぎまとめた。それは「犯人は白人男性。もぐりの白タクの運転手で、タクシーを使って女性を誘拐している。犯人は被害者と同様に20歳~40歳。反社会的な人格で、逮捕されたときにも、周囲が驚くようなことはない」というものだ。そして、反社会的な人間がタクシーを運転していれば、かならず客と揉め事を起こすはずだと考えたBAUは、プロファイルを一般公開して、市民から情報提供を求める作戦にでる。作戦は見事に当たり、いきなり運転手が激昂して車から降ろされたという女性が名乗りでる。女性が運転手は自分の声を録音していたと証言したことから、犯人は反社会的だけではなく、妄想性障害もあると推測される。タクシーで女性と運転手のやりとりを再現したモーガンとプレンティスは、犯人の妄想のきっかけを「匂い」だと推理する。
■カーチェイス
メタノールは香水やアロマの抽出に使われる。リードは、この犯人は嗅覚障害で、異常なほど匂いに敏感ではないか、被害者の自然な体臭に惹かれ、それが失った記憶を蘇らせるのではないかと推理。さらにそして犯人がなんらかの科学実験を行なっていると考え、大量のメタノール、クロロフォルム、ビーカーや人間ひとりを沈められる大きな容器などの買い物リストから、犯人を見つけるようにガルシアに依頼する。そして、ガルシアの調査で、それらの実験機材が配達された住所が判明。その住処に急行した捜査陣は、今まさにメタノールのプールに浸けられんとする女性を救出する。犯人はタクシーで逃走、LAの街でカーチェイスをく広げた末、事故を起こして死亡した。
2012.4.17|エピソード・ガイド|固定リンク|コメント(2)|トラックバック(0)
■強盗殺人
モンタナ州マイルズシティのガソリンスタンドで、6人が撃ち殺された。防犯カメラの映像はないが、発砲したのが2人であることは判明している。BAUは、暴走が始まっているため、すぐに次が発生すると分析。分析の通り、今度はビリングスのガソリンスタンドで8人が殺害された。犯人は男女の2人組。殺害方法は残酷で、バールなどで殴りつけたうえに、銃は至近距離から撃っている。床には米が撒かれて散乱していることから、犯人は新婚カップルでハネムーン中なのではないかと推測された。また店主がもっとも激しく暴行されていることに着目し、モンタナより東で同種の犯行がないか調べたところ、ジェームズタウンとボウマンでコンビニの店主が撲殺されていることが判明した。やがて新たな犯行が発生する。今度の現場は、ビリングスから160キロ西、断酒会の会場だった。
■プロファイル
BAUがまとめたプロファイルは、「犯人はノースダコダ出身のカップル。10代後半から20代半ばで、結婚して間もない。大胆でためらいもない殺し方は、アルコールの力によるもの。犯人は心に傷を負わせた誰かへの恨みから犯行に走っている。ふたりは断酒会で出会い、殺人は性的な刺激のため。ひとりは社会病質者(ソシオパス)、もうひとりは精神病質者(サイコパス)。精神病質者は邪魔者を全て破壊するように罪を犯し、社会病質者の方が誘われて罪を犯すケースが多い」というもの。ガルシアが、断酒会のサイトにアクセスした携帯を調査し、そこからノースダコダ出身のレイ・ドノヴァンの名前が浮上した。レイは実の親がドラッグ漬けで彼に虐待したため里子に出された過去があり、また恋人のエイミーをヘロインの過剰摂取で亡くしていた。
■9番目のステップ
その頃、レイ・ドノヴァンは、妻のシドニーと共に自分を虐待していた実父を訪ねていた。依存症を克服するためのプログラムの8番目と9番目の「責任を認め」「埋め合わせ」をするという文言を、レイは自分のこととして解消するのではなく、父親に埋め合わせさせようとしていたのだ。しかし父親は、銃を向けられてもレイへの性的虐待を認めようとせず、レイもまた、父親を撃つことにためらいを見せる。それを見たシドニーは、無言でレイの父親の頭を撃ち抜く。次に2人は、シドニーをレイプした彼女の実父のもとに向かった。そのシドニーの父親はガソリンスタンドの経営者だった。つまりこれまでの犯行は、シドニーの父親への恨みが根底にあったのだ。シドニーの父親は改心し、敬虔なキリスト教徒となっていたが、2人はシドニーの異母姉妹ヘザーが父親の命乞いをするのも聞かず、射殺する。
■銃弾のシャワー
レイの実家に向かったBAUは、彼の母親から、一緒にいた女性がシドと呼ばれていたとの証言を得る。ガルシアは、ワシントン州のシドニー・マニングという女性が2日前に婚姻届を提出したこと、そのシドニーはアルコールとヘロインを摂取してひき逃げ事件をおこし服役、リハビリ施設に強制入所させられていたことをつきとめた。シドニーがサイコパスでレイがソシオパスだとすれば、サイコパスは邪魔者を破壊する。モーガンは、シドニーがレイの恋人エイミーを殺害したのではないかと推理する。捜査陣はシドニーの実家ワシントン州スポケインに急行。そして、父親を殺害したレイとシドニーが店を出ようとしたまさにその瞬間に現場に到着。出会い頭に撃ち合いになり、モーガンが発砲した弾がシドニーの肩に当たる。ふたりはヘザーを人質に店の中に立てこもり、車と飛行機のチケットを要求する。モーガンはその交渉の過程で、シドニーがレイの恋人だったエイミーを殺したことをレイに伝える。ショックを受けたレイは、シドニーの首を締めて殺害。そして死を決意した彼は、シドニーを助手席に乗せた車で外に飛び出し、待ち受ける捜査陣によって射殺される。
2012.4.10|エピソード・ガイド|固定リンク|コメント(0)|トラックバック(0)
■儀式か、それともシリアルキラーの署名的行動か……
マイアミのラテン系住民が多く住む地域で、立て続けに3人が殺害された。1人目はホームレスで7日前に射殺。2人目娼婦で3日前に撲殺。そして昨日、失業中の清掃員がナタで斬殺され、ペットの猫の首が切られた。最初の被害者は狙いやすい弱者にもかかわらず、犯人は後ろから距離を置いて撃ち殺した。しかし2人目は撲殺、3人目はナタと、犯人は急激に自信をつけている。またいずれの死体にも目と口にコヤス貝が置かれ、逆さの十字架が飾られ、最初の2人は指を、3人目は両手を切り取られている。コヤス貝の供え物はアフリカ・カリブ系の宗教でよく使われるが、これらの行為が特定の儀式を示唆しているか、それともシリアルキラーの署名的行動なのか、判然としないままチームはマイアミに向かった。
■邪教
第3の殺害現場に出向いたホッチとプレンティスは、被害者は犯人を家に招き入れ、自ら儀式に参加。さらに、貝を置いたり、身体を切り取ったりといった遺体の様子は、誰かへのメッセージではないかと分析する。一方、聴きこみにまわったリードとモーガンは、地元住民たちのよそ者に対する警戒が壁となり、宗教や儀式のことについて何も聞き出せなかったため、ガルシアにアフリカ・カリブ系の宗教の専門家の捜索を依頼。翌日、専門家のウォーカー教授を尋ねて、写真を見せ、分析を依頼する。一連の犯行の写真を見たウォーカー教授は、儀式が「パロ・マヨンベ」と呼ばれる邪悪な宗教のものであると指摘する。教授を訪問中のモーガンのもとに、ホッチから緊急連絡が入る。第4の殺人が発生したのだ。殺されたのは前の被害者の友人で、昨日モーガンとリードが話を聞いた相手だった。
■フリオ
BAUはプロファイルを発表。その内容は「男1人の単独犯。行動的には若く、17歳から22歳くらい。コミュニティの一員で黒人かヒスパニック。宗教的なつながりで被害者に近づいている。計画は秩序的で、犯人は何らかの理由に基づいて殺しているつもりだが、実際には衝動に駆られているだけ。そのため犯行の手口とインターバルが急激に加速しており、巧妙かつ凶暴になっている。犯人は親から虐待を受けており、この犯行はその復讐だ」というものだった。ガルシアの調査で被害者がみな、同じスープキッチンの利用者で有ることが判明。再度そこに向かったモーガンとリードは、スープキッチンの責任者フリオが、鶏をの血を使った儀式を行なっている場に遭遇する。フリオはかつてギャングで刑務所にいた過去もあった。フリオの部屋からヘロインが発見され、助手の青年エリアンが逃走する。フリオはその話を聞き、激しい動揺を見せ、エリアンの犯行を否定する。フリオの動揺、そしてエリアンを心配する様子からはサイコパスの兆候は見られなかった。エリアンを助けるために、全てを話して欲しい。モーガンから説得されたフリオは、殺害現場に切断された首が残されていたこと、舌が針で貫かれていないのであれば、それはパロではないと断言する。一連の行動は宗教的儀式ではなく、シリアルキラーの署名的行動だったのだ。
■真犯人
犯人はエリアンに罪をなすりつけようとしており、その計画を実行できる知性の持ち主で、なおかつ捜査状況を観察できる場所にいる。メディアの注目を宗教に集めたくて殺人を始めたが、その快感が秩序を乱している。ウォーカー教授は、パロ・マヨンベについての本を出版する予定であるうえ、4件目の犯行の舌の写真が儀式とは無関係であることについて指摘せず、いかにも宗教絡みの事件であるようなディレクションを行った。またあの地区でリサーチしているので、被害者と面識があり、儀式にも詳しい。さらにガルシアの調査で、アフリカ宗教関係の専門家である父親から虐待を受けて育ったこと、父親は新聞のインタビューで息子を見下すような発言をしていることが判明する。彼は本の宣伝と、父親に対する復讐から、犯行を行っているのだ。スープキッチンに不審者が侵入したとの報を受け、捜査陣は現場に急行。そこには釈放されたフリオの姿もなく、人を引きずった跡が残されていた。フリオの部屋を調べていたリードは、窓の外に養護施設の建物を発見。単身そこに調査に向かい、ウォーカーと囚われているエリアンとフリオを発見。スキをついて、ウォーカーを取り押さえ、2人を救出する。
2012.4. 4|エピソード・ガイド|固定リンク|コメント(3)|トラックバック(0)
■免罪?
BAUに服役囚ドナルド・サンダーソンの仮釈放審査のための評価が依頼された。折悪しくホッチが休暇で不在のため、ロッシがクワンティコを離れられず、モーガンが審査に出向くこととなる。事件は1985年3月10日に発生した。その日、サンダーソンは夫婦ゲンカをしたために、妻子は2階で彼は1階のソファーで眠っていた。午前2時過ぎ、妻の悲鳴で目を覚まして2階に行ったが、何者かに殴られて昏倒。目を覚ましたときには妻と娘は刺されて瀕死、息子だけは奇跡的に無傷だった。サンダーソンは妻子の心肺蘇生を行い、救急車を呼んだが、ふたりとも助からなかった。サンダーソン自身も怪我をおっていたが、凶器には彼の指紋がついており、検察側はそれを自分でつけた傷と主張。サンダーソンは男女3人の薬物中毒者たちによる犯行と訴えたが、無期懲役の判決を受けた。免罪の真偽はともかく、サンダーソンの服役態度は模範的で囚人に読み書きの指導まで行なっていた。モーガンは「刑務所を出たら息子を探し、自分が無実であることを伝えたい」という彼の言葉を信じ、審議会で仮釈放を支持する。
■新たな殺人
ところがなんと、そのサンダーソンが出所後わずか51時間で、殺人を犯してしまう! 殺されたのはトム・ウィットマン。25年前にサンダーソン家に押し入った犯人グループのひとりだった。サンダーソンは、服役中、事件のことを反芻しているうちに、スーパーの配達員として出入りしていたトムが妻子を殺害した真犯人グループの1人だということに気づいたのだ。そこで共犯者の正体を知るために家に押し入りトムの帰宅を待ったが、トムがナイフを手に暴れたために、揉みあって刺してしまったというのだ。モーガンはサンダーソンに認知面接を行い、25年前の事件を再検証し、共犯の女性が息子のジョシュアを連れていきたがっていたことを聞き出す。25年間もの間、トムが秘密を守ってきたのには、相互にそれなりの絆があるはずだ。そう考えたBAUはトムの過去を洗い、10代の頃のクレジットカード詐欺の仲間に着目。トムと同じ日に同じ場所で逮捕された、当時22歳のメアリー・ルトゥカに行き着く。
■犯人はビジネスマンだ
メアリーの写真をサンダーソンに見せて確認、モーガンとプレンティスは彼女の自宅に向かった。しかし一足違いで、メアリーは残る1人の共犯者によって殺害されてしまった。その後、メアリーの部屋から3人組の犯行を撮影したビデオテープが発見され、犯行は裏付けられた。BAUはメアリーの生活が高水準であったことから、メアリーの子供の父親が、もうひとりの犯人で、メアリーはその男から援助を受けていたと分析。男はDCに住む金持ちで、人を操る才能に長けたビジネスマン。さらに25年前の犯行でサンダーソンの家の様子を熟知していたことから、この家の前の住人に着目。ガルシアのクロス検索で浮上したのは、ジェームズ・スタンワース――DC出身のビジネスマンで、下院議員に立候補している人物だった。
■正義か、それとも政治か
政治家の逮捕に、物証がなにもないとストラウスは反対。しかしモーガンは無実の男が25年間服役し、真犯人が野放しになっている状況に憤りを禁じ得ず、ロッシ、プレンティスと共にスタンワースの資金集めのパーティに乗り込む。そこでモーガンは、スタンワースを挑発。激高したスタンワースは、高圧的な発言で相手を威圧しようとする。しかしモーガンは、スタンワースの手の甲に、瀕死のメアリーが抵抗したさいにできたひっかき傷を発見。メアリーの爪に残ったDNAと照合すればスタンワースの有罪は立証できる。こうしてスタンワースは逮捕され、サンダーソンは釈放。事件以来、生き別れになっていた息子のジョシュと再会し、固い抱擁を交わすのだった。
2012.3.28|エピソード・ガイド|固定リンク|コメント(0)|トラックバック(0)
■壁の中での連続殺人
ニューメキシコのゲートコミュニティで、この2ヶ月に3人の主婦が殺害された。1人目は深夜自宅で絞殺され、翌朝、帰宅した家族が発見。2人目も家族が裏庭でキャンプをしている間に洗濯室で絞殺された。そして昨夜、3人目の被害者、オーブリー・ジェイコブスが夫と娘が寝ている間に自宅所書斎で殺害された。犯行前後にゲートを出入りしたものはおらず、住民の犯行であることは確かだが、しかし、収入や社会的地位が非常に似通っているために、プロファイリングによる絞りこみは困難を極めた。そこでホッチとロッシは、FBIアカデミーで研修中のひとりの女性を協力者として招致する。彼女の名前はアシュレイ・シーヴァー。彼女の父親チャールズ・ボーシャンプは、10年間に25人を殺害し、ホッチとロッシによって逮捕されたシリアルキラー「レッドモンド・リッパー」なのだ。母集団が似通っているため、犯人そのものをプロファイルから特定するのではなく、殺人鬼の子供に現れるサインをみつけようというのが、ホッチの作戦だった。
■シリアルキラーの父親
「父は家族に気を使いすぎてたくらい。優しすぎた」殺人を繰り返していたころ、シーヴァーの父親は欲しいものがあれば自転車でも人形でもなんでも買ってくれた。他人の中にいるときは、いつも手を握られていたが、しかし、膝の上にのせられたことも、ハグされたことも一度もなく、いつもシーヴァーに向かって「お前を奪われるのが怖い」と語っていた。しかし何でも買ってくれた父親だが、ひとつだけ絶対に買ってくれないものがあった。それがペットだ。7歳のときに、シーヴァーが子犬を拾って帰ったとき、なんと父親は彼女の目の前で子犬の首をひねって殺したのだった。
■絞り込み
ホッチは、事前に「犯人のボディランゲージを観察する」という情報をリークしたうえで、住民集会を開く。欠席者をあぶり出し、シーヴァーの経験を足がかりに犯人を絞り込もうというのだ。絞り込みの要素はさらにもう1点。犯人はガレージの扉から侵入しており、リモコンをどのタイプの家でも開くよう改造できる技術者だ。集会にこなかった男性住民18人に、住民でもあるルイス刑事、警備部長を足した20人がガルシアの捜査の対象となった。しかしなんとその住民集会の最中に新たな犯行が発生。ホッチは再度、ルイス刑事はもとより、被害者家族まで含めた住民男性71人全てを捜査対象として見直すよう指示する。やがて被害者家族のひとり、ドリュー・ジェイコブスが、IT技術者で、傷害で逮捕された経歴があることが判明。ルイス刑事から、彼には夜中に外をほっつき歩く習慣があり、妻が殺害されるまでは第一容疑者だったという情報がもたらされる。
■犯人と加害者の娘
その頃、シーヴァーはひとりで、ジェイコブス家にいた。被害者のPCを返しに出向いたのだが、10年前に父が殺した被害者家族に伝えられなかった謝罪の言葉を、かわりに今の被害者家族に伝えたいと思ったのだ。しかし彼と話すうちに、シーヴァーはドリューこそが犯人であると気づく。そこにやはりプロファイリングからドリューにたどり着いたホッチから電話が入る。さりげなく自分がジェイコブス家にいることを知らせる。ドリューがナイフを向けたとき、シーヴァは「娘さんには怒った顔を見せないで、もし見せたら一生あなたを許せない」と説得、さらに自分がシリアルキラーの娘であることも告白した。そこにBAUが到着、ナイフを捨てずに向かってきたドリューをホッチが射殺、こうしてシーヴァーも無事に救出され、事件は解決した。
2012.3.21|エピソード・ガイド|固定リンク|コメント(7)|トラックバック(0)
■森の中の死体
ペンシルヴァニア州の州立公園で、ビニール袋に包まれた少年の遺体が発見される。被害者はダニエル・ラーナム、10歳。昨年の11月、父親とのキャンプ中に姿を消していた。発見場所は、14の州をまたぎ全長3500キロに及ぶアパラチアン・トレイルのすぐそば。発見されただけでも奇跡といえる。様々な状況から、これが単独や行きずりの犯行ではなく、アパラチアン・トレイルにシリアルキラーがいると考えたBAUは、至急現地にとび、地理的プロファイリングを開始する。
■父親
地元警察はダニエルの父親を容疑者と考えていた。彼は息子が姿を消した後、毎週のように森に入り、息子の行方を捜していたが、ある時を境にぷっつりと捜索をやめてしまっていた。そしてその時期は、ダニエルが殺害されたと見られる時期と一致していた。しかし、彼と面談したホッチは、彼の「なぜだかわからないが、息子が死んだと感じた」、「ヒーローであるべき父親が、息子を守れなかった」と語る言葉に嘘はないと感じる。やがてそれを裏付けるように、ダニエルの発見現場から別の遺体が発見される。被害者はダニエルと同年代の少年タイラー・ストルツ。捜索願が出されたのは、ラーナムが現場近くに引っ越してくるはるか以前のことだった。
■森を行く者
ダニエルやタイラーと同じタイプの行方不明者を10年前まで遡って調べたリードは、犯行の時期と場所が離れているために、これまで発覚しなかったが、この犯人がアパラチアン・トレイルの端から端まで、半年かけて移動し、過去に12人の少年を誘拐して殺している可能性があると示唆。しかし以前は一年中移動しながら狩りを続けていたのが、この2年はペースがおち、半径50キロ圏内に留まって、秋に誘拐して春まで同じエリアで過ごしている。越冬のための隠れ家があると推理された。
■兄と妹
捜査が難航する中、両親とキャンプに来ていた10歳のロバート・ブルックスと8歳のアナの兄妹が姿を消す。子供たちが誘拐されたのは12時間前。子供連れなので、時速3.2キロとして半径38キロ圏内にいると考えたBAUは、警察犬随行の捜索隊をそのエリアの山中に送り込み、やがてモーガンとプレンティスたち捜索隊は、山中で幼い少女を保護する。兄のロバートが身を挺して逃した、妹のアナだった。アナの証言から、犯人が足を引きずっていたことが判明。一方捜索隊は、山中で犯人の隠れ家を発見する。そこには既にロバートも犯人の姿もなかったものの、慌てて隠れ家を出た犯人は、薬品とパウチに入れた薬用植物を残しており、その植物から犯人は関節になんらかの問題を抱えていることが判明する。
■悪の巣窟
ガルシアは、90年代前半に8歳から9歳の少年への性的犯罪で有罪になり、かつ、2001年に仮釈放者の面談を欠席、それ以降行方を絶っている者を検索。2ダースほどの該当者のうち11人が、なんと姿を消す前に同じ住所にいたことが判明する。さらに刑務所の医療記録の変形性関節症で絞りこんだ結果、94年に10歳の少年をレイプした、シェーン・ワイアランドの名前が浮上する。街に犯罪者が集まる住居が存在すると考えたBAUは、先の住所に向かい、そこにシェーンが薬を調達している売人がいることを突き止める。ロバートは薬代の代わりに、その売人に売られていた。逃げようとするロバートが売人によって殺されかけたそのとき、モーガンら捜査陣が駆けつけ、間一髪無事に保護する。しかし警察の動きを察知したシェーンは逃走し、再び森に姿をけしたのだった。
2012.3.14|エピソード・ガイド|固定リンク|コメント(2)|トラックバック(0)





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