■悪夢ふたたび
ヴァージニア州ブリストルで若い女性の遺体が相次いで発見された。被害者カラ・カークランドとジェニー・デリリーには、拷問とソドミー行為の痕跡があり、死因は電気ショックによる感電死だった。さらに犯人から、両親や近親者へ電話を強要させられており、その犯行手口は、以前ロッシが担当した「ブッチャー」によるものと酷似していた。ブッチャーは、1985年から1993年にかけて、ブロンドで20代の女性、20人を殺害。地理的プロファイルから犯行エリアを特定。その地域在住のブロンド女性に警告を出したことから犯行が止んだため、逮捕には至らなかった。しかし、当時のプロファイルの犯人像は40代後半の白人男性であり、生きていればすでに70代。年齢を鑑みるに、今回の犯行は模倣犯によるものと考えられた。
■ふたり組の模倣犯?
ジェニーはドラッグストアの駐車場、カラはアパートの庭で掠われた。しかしかつて、ブッチャーは言葉だけでたくみに被害者を誘いこんだのに比べ、今回は殴打して力ずくで誘拐するなど、犯行にかつての手際の良さがみられなかった。ブッチャー事件では、13人が留守電に、5人が直接誰かに電話をかけ、その際に「楽しかった」という言葉を強要されていた。今回もブッチャー事件同様、ふたりは電話をかけさせられているが、そこには「楽しかった」という決めゼリフはなかった。しかしその後、過去のメッセージを検証し直したロッシとリードは、ジェニーのメッセージの中にブッチャー事件の最後の被害者と同じセリフがあることを発見する。また、誘拐現場を検証するプレンティスとモーガンは、状況から犯人はふたり組と分析。それは遺体に残された二種類の刃物による傷とも合致した。
■「わたしは楽しんだ」
やがて3人目の被害者ヘザー・ラングリーが発見された。遺体は、ブッチャー事件最後の被害者と同じ場所に遺棄されていた。ホッチは、決めゼリフがないこと、それにブッチャーはナルシストであり、チームを組むとは考えられないとして、模倣犯のプロファイルを採択する。しかしロッシはこの事件にブッチャーが関わっているという直感を捨てきれず、独自の視点から事件を分析。やがて彼は、主犯と共犯者の関係は親子であるという結論に到達する。ブッチャーが息子をパートナーとして育て、完全に支配しているのだ。そしてヘザーの父親に残されていた留守電に、「わたしは楽しんだ」という言葉が録音されており、ブッチャーの犯行であることが確定的となる。
■シリアルキラーの親子
ブッチャーの事件で、誰にも電話をしなかった被害者がふたりいた。リードは、その被害者についても調べることを提案する。メッセージを残さなかったのは、最初の被害者と8番目の被害者だった。最初は試行錯誤の段階だったためと思われるが、8番目の被害者カレン・バックナーには夫も息子もいたのに、電話をしなかったのはなぜか? リードは電話をかけるべき相手、つまり息子が犯行時に側にいたからではないかと推測する。やがてガルシアの調査により、夫のリー・マレンと息子のコルビー・バックナーはふたりとも電気技師であることが判明。かつてロッシが被害者の夫として面会したリー・マレンが、シリアルキラーのブッチャーで、そして息子と共に殺人を再開したのだ。捜査陣はガルシアの調査で判明した親子の自宅住所に急行する。
■アルツハイマー
リー・マレンの家でロッシが見たのは、階段に立ち、失禁する老人の姿だった。なんとマレンはアルツハイマーを患っていたのだ。最後の事件を模倣していたのは、マレンがその犯行を思い出せなくなっていたからだったのだ。しかし自宅には息子のコルビーの姿はなく、「獲物をみつけにいく」というメモだけが残されていた。コルビーが次の被害者をどこか別の場所に監禁していると考えたBAUは、マレンがもらした「レックスウェル」という単語を手がかりに、その場所を特定。精神病院の廃屋に向かったロッシたちは、今にもアナを殺害しようとするコルビーを発見する。ロッシは、父親に支配されたコルビーに向かって語りかけ、彼が10歳ときに自分の母親を殺す手伝いをさせられたことを思い出させた。ショックを受けたコルビーはナイフを下ろし、アナは無事に救出された。
2012.2. 1|エピソード・ガイド|固定リンク|コメント(0)|トラックバック(0)
■消えた女子大生
3日前の金曜日、メリーランド州のアトランティック・ビーチで19歳の女子大生、ケイト・ジョイスが行方不明になった。失踪直前までケイトと一緒にいた若者、シド・ピアソンとジェイムズ・バレットのふたりが重要参考人として身柄を拘束されたが、ふたりは、ケイトと金曜の夜にクラブで出会いセックスはしたが、全て合意のうえであり、モーテルまで送って別れたと主張。拘束期限の72時間まで残りは12時間。しかし供述に矛盾はなく、地元警察は証言を切り崩せずにいた。
■ふたりの容疑者
裕福な家庭で育ったピアソンは、支配的でカリスマ性があり、自信家。一方バレットは、親が居場所を転々としていたせいで流されやすく、ふたりは一見、典型的な主従関係にあるように見えた。ふたりは10歳の頃から幾度も補導されており、昨年は、不起訴にはなったものの暴行罪でも捕まっている。BAUは彼らをシリアルキラー型人格と分析。プレンティスはバレットを、モーガンはピアソンの尋問を担当、心理的に揺さぶりをかけようとする。しかし彼らは同じ証言を繰り返すばかりで、あげく、示し合わせたようにウソ発見器での尋問を希望。そしてなんとその結果は「シロ」であった。時間は刻一刻とすぎ、残り時間は3時間をきった。彼らはいったいどうやってウソ発見器を欺いたのか……。
■彼らは殺していないのではないか?
被害者のケイトは優等生で、知らない男についていくようなタイプではない。なのになぜ、今回はピアソンとバレットについていったのか。リードとロッシは、失踪以前にもケイトが、ふたりとどこかで出会っていたのではないかと推測。その後、ガルシアの調査で、バレットの勤める店でジェットスキーをレンタルしていたことが判明する。バレットはケイトと金曜の朝に出会い、ピアソンよりも先に彼女に目をつけていたのだ。しかしピアソンの携帯におさめられた写真からは、彼女がバレットには目もくれず、ピアソンにだけ興味を示していたことが見てとれる。やがてバレットへの尋問を重ねるBAUは、彼が決して愚鈍ではないことに気づいた。彼は落ち着きがなく、一見、従属的に見えるが、決して弱っているわけではない。
■バレットの復讐
モーガンはウソ発見器にパスしたのは、供述は真実であり、実際に殺害していないからではないか、彼女を発見されない場所に捨てただけなのではないかと推測。また、携帯の写真を見たJJは、ケイトと別れた後に撮ったと見られる写真の背景に、ケイトの携帯が写っているのを発見する。しかしその携帯は、ケイトの宿泊先で発見されており、現在は両親が保管している。つまり、ケイトは彼らの供述通り、一度、ホテルに戻っていたのだ。ピアソンはケイトをモーテルに送り、その後バレットを家まで送った。ところが携帯を見つけたバレットは、ふられた復讐のためにもう一度ケイトに会いに行き、薬で眠らせて船に運び、サメのいる海に彼女を放置したのだ。バレットのボートの速度を鑑みると、彼女を捨てた場所はおおよそ120キロ。自白を引き出せないまま拘留期限を迎えたものの、捜索ヘリがその距離の海域を捜索、やがてブイに必死に捕まって手をふるケイトが発見された。
2012.1.25|エピソード・ガイド|固定リンク|コメント(1)|トラックバック(0)
■スパイサーの死
大停電が発生したLA。マスコミから暗闇王子と名付けられたシリアルキラーは、スパイサーの娘エリーと、妹クリスティンを誘拐。クリスティンをレイプしたうえ、肋骨がつぶれ肺がつぶれるまで殴りつける。ふたりを助けようと、モーガンとスパイサー刑事が駆けつけたが、犯人はそのモーガンの目の前で、スパイサーを殺害し、娘のエリーを連れ去ってしまう。その後、犯人はわざとエリーを逃がし、エリーが助けを求めた先の住人を殺害する。さらに彼は、自分がおとりに使われたことに気づいたエリーにむかって、「俺たち最高のチームになるぞ」と語りかけるのだった。
■エリーの機転
「あたしたち、チームじゃないから」8歳のエリーは、怯えた様子を見せず、気丈にも犯人と向き合っていた。そんなエリーに犯人は自分のことをまるで神であるように語る。やがて、ラジオのニュースでエリーの特徴が報道されていることを知った犯人は、エリーの髪の毛を短く切り、さらに押し入った家で男の子の服装に着替えさせる。その家で、犯人から子供を連れてくるように命じられたエリーは、機転をきかせ、近所中に触れ回るように指示して兄弟のひとりをこっそり逃がす。近隣の人々はすぐに警察に通報、さらに家を取り囲み、犯人を取り押さえようとする。しかし彼はエリーを連れて、人垣を車で突破して逃走するのだった。
■狙いはエリー?
現場に残された犯人のキャンピングカーの遺留品を調べていたモーガンとリードは、新聞記事のアンダーラインから、犯人が狙っていたのはスパイサーではなく、娘のエリーの方だったのではないかと分析する。25年前にスパイサーを殺していれば、エリーは誕生していない。そのことから、彼はエリーを自分の孫のように考えて守っているつもりなのだ。さらに、新聞の切り抜きを調べたリードは、殺人事件の起点が1968年に遡ることをつきとめる。やがてガルシアの調査によって、犯人はビリー・フリンという名で、悲惨な子供時代を送り、1968年、13歳のときに、薬物中毒で娼婦の母親とその客を撃ち殺した過去があることが判明した。
■JJの交渉
スパイサーの妹クリスティンは、レイプされたうえに両肺をつぶされ、搬送された病院で息をひきとる。しかし死ぬ前に、犯人が常にカーラジオでニュースを聞いていたことを証言。プレンティスは、このラジオ放送を使って犯人と交渉することを提案する。JJは、全ての番組に割り込むことが可能な緊急警報システムの存在を指摘。何時間もかけ、お役所仕事的なたらい回しを突破し、緊急警報システムの使用許可をとりつける。さらに交渉役を任されたJJは、ホッチから「犯人に同情し、理解を示せ」という指示を受ける。しかし、JJは付け焼き刃の交渉術ではなく、ひとりの母親としてビリーに語りかける道を選択する。愛情に満ちたJJの言葉を聞いたビリーは、エリーを解放。新たな人質をとって民家にたてこもり、屋内にモーガンひとりを招き入れる。ビリーは怖がらない相手は撃てない――そう確信するモーガンは、ホッチが止めるのもふりきりビリーと対峙。ビリーは涙を流しながら母親のことを語りはじめ、そして「天国でやり直したいなあ」というつぶやくとと、銃を人質に向けモーガンによって射殺されることを選ぶ。
2012.1.18|エピソード・ガイド|固定リンク|コメント(5)|トラックバック(0)
■停電の夜に
真夏のLA。電力不足による輪番停電が行われていた夜、一軒の民家に男が侵入した。家の主は殴打された末に頭を撃たれて死亡、妻は命こそ助かったが、殴られたうえに、繰り返しレイプされていた。さらにその2日前、80キロ離れたダウンタウンで女性2人が殺害されており、銃の旋条痕から同一犯の犯行であることが判った。しかし犯行は手慣れているものの、被害者の年齢や人種に一貫性がなく、犯人の姿はなかなか見えてこない。やがて3件目の事件が発生。やはり輪番停電で明かりの消えた地区で、犯人は住居に侵入し、幼い少年の目の前で母親を殺害した。BAUは犯人はサディストで、子どもに犯行を目撃させることで、子どもの無邪気さを奪い去っていると分析。犯人にも同様の経験があり、部屋の壁に残されたメッセージに綴りの間違いがあることから、教育を受けていない人物。暗闇でしか殺せない背景には、彼に人の目を気にするような、肉体か何らかの欠陥がある人物と考えた。
■闇の中の犯行
「闇に乗じて犯行を行う」ことこそが犯人の署名的行動であると考えたホッチは、昨年の夏の輪番停電中にカリフォルニアで起きた住宅侵入事件を調査するようガルシアに指示。ガルシアは、さらに捜索範囲を広げて「暗闇や停電に乗じて強盗や殺人を犯し、証人を残した犯罪」で全米を検索。なんと驚くべきことに、この犯人が26年前から、全米で犯行を繰り返してきたことを発見する。始まりは26年前の1984年。夏の南カリフォルニア。サンディエゴの停電の夜に強盗を働き、次はオレンジ郡に移動して強盗と暴行、その後ロンングビーチで人を殺し、さらにサンタモニカへと移動、そこで証人を残した。犯行は徐々に北に移動していったが、犯人はこれまでは一度も同じ街に戻っていないために、連続殺人とは考えられていなかったのだ。
■スパイサーへのメッセージ
犯人はなぜロサンジェルスに戻ってきたのか。それを知るために過去の事件を調査しはじめたBAUは、26年前のサンタモニカでの事件の被害者がスパイサー刑事の両親であることを発見する。スパイサーは事件の記憶を失い、祖父は彼に、両親は交通事故で死んだと教えていたが、スパイサーこそが最初の生きた目撃者だったのだ。大人になり警官になったスパイサーのことを新聞記事で知った犯人は、しかし彼が自分の事件のことに触れないのに激怒し、ロサンジェルスに戻ってきたのだ。幼い頃に父親を失っているためにスパイサーに親近感を覚えていたモーガンは、自ら彼に認知面接を行い、26年前の事件の記憶をよみがえらせた。犯人が侵入した家の壁に残したメッセージは、スパイサーがそのとき犯人から語りかけられた言葉だったのだ。
■犯人との対決
スパイサーに認められたい犯人は、次に彼の家族を狙うに違いない。そう考えたモーガンとスパイサーは急ぎ、彼の娘エリーと妹クリスティンのもとに向かった。しかし時すでに遅く、エリーたちは犯人に連れ去られた後だった。そのとき、事件の影響から輪番停電をとりやめたロサンジェルスで、電力の供給不足による大停電が発生。携帯電話もつながらない、闇と混乱が街を襲っていた。モーガンは犯人は26年前の事件現場にいると推測。ホッチらと連絡がとれないまま、ふたりはサンタモニカに向かった。モーガンの分析の通り、そこでは犯人がエリーとクリスティンを人質に待ち構えており、モーガンは拘束されてしまう。「犯人は子どもを殺せない」縛られたモーガンは必死でスパイサーを説得するが、娘を人質にされたスパイサーは銃をおろして投降。犯人に至近距離から撃たれてしまう。そして犯人はエリーを連れ、モーガンの目の前から、姿を消した。
2011.10. 4|エピソード・ガイド|固定リンク|コメント(6)|トラックバック(0)
■SNSにはまる人々
アイダホ州ボイジーで、1人暮らしの女性が3人失踪した。失踪の間隔は2ヶ月。犯行の手口はまったくわかっておらず、争った形跡も、被害者以外のDNAも発見されていないし、被害者の容姿にも共通点がなかった。ただ被害者は皆、ソーシャル・ネットワークのヘビー・ユーザーで、ネットに食事の内容からデートの場所まで全て記載していた。3人目の被害者ドリス・アーチャーの家は、警備システムのコードを解除されているうえに、番犬も行方不明になっている。犯人はこのSNSを利用して被害者を物色、家に入り込んで合い鍵を作成、幾度も下見をくり返し、万全の対策を組んで犯行に及んだのだ。また、いずれのケースでも、犯人が被害者になりすまし、「出張」や「旅に出る」とSNSに投稿したため、捜索願いの提出が2、3日遅れていた。
■盗撮
ドリスの家から隠しカメラを取りつけた痕が発見された。しかし、通常、盗撮魔は密かに覗くことに快感を覚えるのであって、暴力に発展することはない。この犯人の盗撮には、何か他の意味があるのではないか、そう考えたホッチは、ガルシアに映像がネットにアップされていないか調査を指示した。ガルシアは犯人がドリス・アーチャーの殺害をストリーミングしていたこと、そして犯行をリアルタイムで見ていた観客がいたこと。また、犯人は被害者の家のLANをハッキングして映像を配信していたことを突き止めた。ハッカーは成功したテクニックをくり返し使う。そう考えたガルシアは、使用されたプロキシサーバーのルートにアラームを仕掛け、犯人が再び犯行に及ぶときに備えた。
■犯人はナルシストだ
被害者の容姿に共通点がないと考えられていたが、リードは被害者の顔に同じタイプの歪みがあることを発見する。映像に映った犯人の様子から、彼はナルシストであり、自分と同じ顔の女性を殺すことで、情報が永遠に残るインターネットに、自らを刻もうとしている。そして犯人が遺体を持ち去るのも、自分自身への執着の表れであり、遺体は全て保存されていると、分析。BAUは被害者の顔から逆に、犯人の人相の予想図を作成した。それを発見映像からの分析としてマスコミに発表、SNSへの個人情報の書き込みと併せ注意を促した。しかし「犯人と被害者の顔が似ている」というプロファイルがリークされてしまい、ナルシストの犯人は自己愛が傷つけられて暴走。怒りにかられた犯人は白昼堂々とターゲットの家に侵入、その様子をネットに配信した。ガルシアは懸命に犯人へたどり着こうとするが、間に合わないと判断したホッチはこの映像を生で見ているチャットのメンバーの方の捕獲を指示する。
■犯人の本名は判明したが……
やがて被害者の身元が判明し、モーガンとプレンティスは現場に急行する。既に犯人の姿はなく、遺体も持ち去られていたが、怒りに駆られた犯人はひとつミスを犯していた。彼は回線速度を速めるために、被害者の家のDSLケーブルを光ファイバーに変更、そのケーブルを残していったのだ。犯人は光ファイバーのデモンストレーションを理由に、被害者の家に入り、PCに近づいたのだ。やがてケーブルのIDからそれを使用した電話会社が判明、ケーブルを不正に使用したためにクビになった人物がいたことがわかった。マック・ジョーンズという名前とIDは盗まれたものだったが、ガルシアは偽造IDの写真から、犯人の本名と身元をつきとめた。本名はロバート・ジョンソン。拷問ビデオの所持で3回逮捕され、厚生施設から失踪した人物だった。しかし、本名はわかっても、現在の彼に近づくことができない。そんななか、チャットの参加者に、彼が「今夜のがベストだ」とメッセージを伝えていたことが発覚する。
■ガルシア対ジョンソン
ガルシアは、チャット参加者と連絡をとったハンドルネームを手がかりに、彼が最近ハッキングした家を突き止めた。その中から独身女性の独居住まいをピックアップ。リードが顔写真を分析し、次の被害者はルーシー・マスターズであると予測、自宅に急行する。しかし一歩及ばず、ルーシーは既に誘拐された後だった。犯人は捜査陣に挑戦するかのように、ルーシー・マスターズの映像を配信してきた。その映像を分析したBAUは、画面に通気口のようなものと霜が映っていることに着目、彼女が監禁されているのは大型フリーザーの中だと判断する。チャットの参加者の中に、家電販売店を経営者がいた。彼がフリーザーのメンテナンスをしていたに違いない、そう考えたロッシは、男を脅し、所在地を聞き出した。映像が始まってから3分が経過。ガルシアは時間を稼ぐために犯人のPCに侵入し、配信を中断させた。犯人がそれに気づき激情したところに、モーガンとプレンティスが駆けつけ、ルーシーは間一髪のところを救助。他の被害者の遺体も発見された。
2011.7. 5|エピソード・ガイド|固定リンク|コメント(23)|トラックバック(0)
■アラスカの小さな町
人口わずか1476人、過疎化の進む、アラスカ州の町フランクリンで、1週間もたたないうちに3人の人間が殺された。ハンターのジョン・ベイカー、教師のディデミア・スワンソン、漁師のブレンダ・ブライトが被害者で、犯行は1日おき。最初の2人はライフルで撃たれ、ブレンダは矢で刺された。被害者の性別も人種も、殺害手口も一貫しておらず、隠す気もないのか、死体は交通量の多い場所で見つかっている。ただしベイカーはそのまま放置されていたが、2人の女性はゴミに埋もれていた。犯行は一見無秩序だが、しかし現場からは指紋も出ていないし、目撃者もいない。フランクリンは、アンカレッジから水上飛行機を使わないといけないような僻地にあり、チームは遠征通信回線の管理のためにガルシアも伴って現場に向かった。到着した町は殺人事件に浮き足立ち、町を出て行こうをする人まで出始めていた。
■ガルシアが第一発見者に!
遺体を見たリードは、最初の犯行にはためらいと迷いがあり、3発撃ち込んでいるが、2人目は1発。さらにブレンダには死後つけた傷があり、犯人は遺体で遊んでいることが判明する。またベイカーの遺体は動物に食べられていたが、その残骸から人間の尿が検出された。犯人は罪の意識を感じていないサイコパス。またこの町の住人の大半は狩の技術を身に付けているが、この犯人もその1人で、遺体に尿をかけたのは動物よけのためだと考えられた。その日の夜。衛星電話の回線が切れたため、屋外に設置した機械の再設定に出たガルシアは第四の犯罪現場に遭遇し、逃げる犯人の姿を目撃する。ガルシアは咄嗟に倒れている被害者の男に駆け寄って励ますが、男はそのまま息をひきとった。男はその日、殺人事件が怖いので、町を出て行くと公言していたクレイグだった。
■プロファイル
犯人はクレイグの殺害に波刃のハンティングナイフを使用。内蔵の一部を持ち去っていた。BAUは、内蔵を持ち去るのは被害者を手放したくないという気持ちの表れだと分析、プロファイルをまとめる。犯人は精神的に未熟な男で20代半ばから後半で、親との死別や、配偶者との別れ、好きな相手の転居など、別離がトラウマになっている。ハンティングの経験が豊富で、尿をかけたり、遺体をゴミの中に埋めたのは、遺体を野生動物から守るため。被害者の動向を知っていることから、この町の人間であることは間違いない。
子供の頃に兆候は見えていたと考えたホッチは、学校に出向き、教師に異常なまでのハンティング好きの生徒がいなかったか質問。教師が出した名前は、BAUが宿泊しているホテルのオーナーの息子ジョシュア・ビアズリーだった。BAUはジョシュアを拘留するが、ガルシアは到着した日にジョシュアと世間話で、自分が銃を所持していないことを話していたため、彼が犯人なら逃走するはずがないと主張する。
■犯人はティーンエイジャーだ
ガルシアは被害者のデータを分析し、被害者が全員、町を出ようとしていたことを突き止める。さらにコーヒーハウスに勤務するキャット・アレンという女性がサマースクールに通うために町を出ようとしていることも発見。BAUは彼女が次の被害者になる可能性が高いと考えて、保護した。しかしその日の夜殺されたのは、拘留中のジョシュアの母親キャロルだった。その殺害方法は残忍で犯行は怨恨によるものと考えられた。リードとロッシは、ジョシュアに母親が殺されたことを告げ、プロファイルに当てはまる人物に心当たりがないか質問する。ジョシュアは心当たりがある様子だったが、何も言わずに警察を後にした。キャロルの殺害状況からロッシは、「動物が熊に殺されている」という保安官助手の言葉を思い出した。その現場写真を見たBAUは、残骸の様子から、動物を殺したのが熊ではなく人間――犯人であると確信。犯人はまず動物を殺し、人間へとシフトした未熟な人間、ティーンエイジャーだとプロファイルを訂正する。ジョシュアの書いた小論文などをチェックしたガルシアは、彼が大学入学前に弟のように思っていた人物がいると指摘、再び学校に出向いたホッチは、教師からオーウェン・ポーターという生徒の名前を教えられた。
■人間狩り
オーウェンは父親によるDVの被害者で、いつもかばってくれるジョシュアを兄のように慕っていた。しかしジョシュアはアンカレッジの学校に進学したために音信不通になってしまった。ジョシュアが町に戻ってきたことで精神不安定に陥り、そんなとき、誤ってジョン・ベイカーを殺害、思わぬ快感を覚え、次の犯行に走った。ターゲットはジョシュアと同じように町を出て行く人間。ジョシュアの母親を殺したのは、二度と彼をどこかにやられたりしないためだった。ホッチとリードはオーウェンの家に向かうが、彼は逃走したあとだった。その頃、ジョシュアが自らオーウェンを捉えようと、仲間と共に森に入ったことが判明。オーウェンの母親から、彼が向かいそうな場所を聞きだした捜査陣は、ジョシュアよりも先に潜伏場所に到着。オーウェンを逮捕した。
2011.6.21||固定リンク|コメント(1)|トラックバック(0)
■刺青による犯罪告白
フロリダ州タラハシーの緊急コールセンターに、「クロフォードヴィルの倉庫に死体がある」という男からの通報が入り、その直後、電話口で一発の銃声が響いたのだ。駆けつけた警察官が倉庫で見つけたのは、自らの頭を吹き飛ばした中年男性の自殺死体だった。その男の上半身には、名前と数字と女性の顔がいくつも刺青されていた。女性は全て失踪した女性で、年号は殺害もしくは発見された年。さらに倉庫の壁には、この十年の失踪事件の写真や新聞の切り抜きが貼り付けられており、被害者は刺青と呼応していた。ところが、3週間前に誘拐されたレベッカ・ダニエルズだけは、壁に写真があるものの、刺青がないため、捜査当局は、彼女が生存の可能性があると見て、急遽BAUに協力を要請した。
■犯人の告白
犯人は秩序型で脅迫的。犯行は10年前より始まり、1年に1人と周期は正確。男の様子から、殺人に手を染めたのは40歳をすぎてからと考えられた。遺体は人の立ち入る雑木林で発見され、死因は絞殺、繰り返しレイプされた痕跡があった。遺体発見場所の管轄が違うために、今まで連続事件だとは考えられていなかった。にもかかわらず、犯人は、警察を倉庫に呼び、自殺したのはなぜなのか。倉庫には、犯行の全てがある。壁の記事は一番古いものが10年前。左から右へ時間軸にそって並べられており、最後がレベッカ・ダニエルズ。さらに事件を克明に記した日記まで置かれていた。全てを揃えた大仰な告白は、犯人が何かを隠蔽するためのカモフラージュに違いない。リードが日記から、「我々」という主語が使われている箇所を発見。チームは、犯人は共犯者の存在を隠そうとしており、レベッカはその共犯者のもとに囚われていると考えた。
■刺青の男の身元
支配的な犯人が、従属的な共犯者を庇って自殺したような前例はなく、共犯者は何らかの大切な相手に違いない。ロッシとプレンティスは刺青を彫ったタトゥーアーティストの手がかりを求め、地元のアーティストに取材。刺青の中にひとつ稚拙なものが混じっており、それは刑務所で彫られた可能性があるとの情報を得た。ガルシアはその刺青を、服役囚の生体データベースに照合。刺青の色とデザインから割り出した名簿を、事件が始まった2000年以前に釈放された人物、倉庫を借りたボブという名前で絞り、91年にレイプ罪で服役、99年出所したロバート・マシュー・バークにたどり着いた。バークは登録性犯罪者で、さらにレベッカが誘拐された当日、彼女が通っていた大学の駐車場で駐車違反切符を切られていた。それを不審に思った担当刑事のバートンは、バークと電話で話をし、週明けにはDNAを提出してもらう手はずになっていたという。彼はこのバートン刑事の電話で、もう逃げられないと悟ったのだ。
■男じゃだめなの
日記の「最後のスペースを埋めれば作品が完成する」という記述に着目したリードは、検視局に出向き刺青を再検証。透明インクで書かれた刺青があり、空白だと思われた背中の一部に胎児の図柄が描かれているのを発見する。共犯者は妊娠している。バークと共犯者の出会いは刑務所に違いない。ガルシアは、バークの服役中に他の囚人に会いに来ていた女性で、バークの出所後はぱたりと来なくなった人物を検索。レイプ犯の父親に面会に来ていたジュリエット・モンローが、バークの服役中だけは月に1回の頻度で、刑務所に来ていたことが判明する。その頃レベッカが監禁されているジュリエットの家では、ジュリエットが産気づき、鎖につながれたレベッカが必死に出産を手伝っていた。ひどい出血を伴う出産で瀕死となったジュリエットは、しかし、生まれた赤ん坊が男の子だと知るや、我が子を胸に抱くことを拒否。「男じゃだめなの」「その子も私を苦しめるんだわ」そうつぶやくと、息をひきとった。ジュリエットに死なれ、脱出の道を失ったレベッカは、絶望から赤ん坊を抱きしめて泣き崩れた。そこにジュリエットの身元から、住居を割り出した捜査班が突入。レベッカも赤ん坊も無事に保護された。
2011.6.14|エピソード・ガイド|固定リンク|コメント(4)|トラックバック(0)

■麻薬カルテルと不法移民の町
不法移民と麻薬密輸業者の横行するテキサス州の国境の町テルリングア。この町の保安官事務所の前に、人間の生首が3つ置かれているのが見つかった。検視によると、1人は死後1日か2日。2人は死後2、3ヶ月で、埋められていたのを掘り起こして首を切断したものと見られた。メキシコで2009年の1年間で、麻薬カルテルの抗争によって切断された頭部が10個発見されてる。しかし麻薬取締局は、頭部の腐敗の状況から、今回の事件はそれとは別の事件と判断して、BAUを呼んだのだ。被害者は3人ともヒスパニックで、夜の闇に紛れて国境を越えてくる不法移民だと考えられた。テルリングア保安官事務所に到着したホッチらを待っていたのは、地元の麻薬王オマール・モラレスの逮捕に腹を立て、保安官事務所の前を占拠する彼の手下達だった。
■死の聖人サンタ・ムエルテ
テルリングアのルイス保安官は、かつてブルックリンの殺人課にいたという女性。着任早々、不法移民の行方不明事件の捜査に着手し、様々な軋轢を生んでいた。しかし彼女は、事務所前の生首は、自分に対する威嚇だが、オマールがやったことではない。逮捕は保安官助手のボイドらによる独断だと語った。オマールの尋問を委ねられたホッチは、彼に切断された頭部の写真を見せた。するとオマールは「俺なら腸を引き抜いて動物に食わし、左手は女房、目玉は母親、舌は子供に届ける」と主張。さらに「犯人は死の聖人サンタ・ムエルテ」だと語った。保安官はオマールを釈放するが、その翌朝、今度は保安官の自宅前に生首が置かれる。ホッチは犯行は明らかに、保安官への怨恨によるものだと考えた。
■プロファイル
「犯人はヒューマン・プレデターと呼ばれるハンター・タイプ。群れの中から、年配が身体のどこかが不自由な者を選び、一人になったところを襲う。被害者に砂漠を走らせ、衰弱させた上で仕留めることから、犯人も身体になんらかのハンデを抱えていると考えられる。支配に快感を求めるタイプで、犯人は保安官に関わったことのある者で、保安官が失踪移民の捜査をはじめたことも知っており、捜査状況に精通している人物だ」プロファイルの内容を受け、捜査陣は手始めに不法移民に詳しい人物――手配師のリチャード・コラルから調査を始め、彼から国境付近に移民の隠れ家が点在しているという情報を得る。保安官は、隠れ家は短期間で所在を変えるために突き止めることは困難だと言うが、「短期間で所在を変える」という点を逆手にとり、ガルシアが「前歴者の所有、または短期間の賃貸物件、光熱費の増減が短期間に急上昇する」という条件で検索、3件の住所を割り出した。現地に向かったモーガンとプレンティスは、斡旋業者に囚われている移民を発見。その中に病弱な夫と砂漠ではぐれたという母子がおり、その子供は、国境越えは夜だったのに「太陽を見た」と語った。
■太陽と死の聖人
翌朝、ルイス保安官が遺体で発見される。遺体は内蔵を抜き取り、手と舌を切り取られていた。それはオマール・モラレスが自分ならこうすると語った通りの姿だった。犯人は捜査に関わり、オマールの発言を聞いていた人物。ホッチの尋問をミラーグラス越しに見ていた、保安官助手のボイドに嫌疑がかかる。その頃ボイドは、同僚のジェントリーと共にオマールの逮捕に向かっていた。しかしボイドは逮捕ではなく、オマールの一味を片っ端から撃ち殺し、最後には目撃者のジェントリーも射殺した。BAUはジェントリーに警告しようと携帯に電話をするが、プレンティスの電話に出たのは、ボイドだった。ボイドの無線を追跡。彼の父親が事故死したゴールデン・ハーベストという穀物倉庫に向かっていることがわかる。穀物倉庫の扉には太陽が描かれていた。ホッチ、ロッシ、プレンティス、モーガンは倉庫の前で、バギーに乗ったボイドと撃ち合いの末、ボイドを射殺する。一方ボイドの家の前からは、死体を埋めたとおぼしき痕跡が多数発見された。
2011.6. 7|エピソード・ガイド|固定リンク|コメント(2)|トラックバック(0)
■殺人と誘拐
サンフランシスコの公園で、ホームレスの遺体が発見された。遺体は、激しく殴られた痕があり、後頭部に一発銃弾が撃ち込まれていた。「また始まった」現場を見た刑事はそう呟くと、FBIに協力を要請した。サンフランシスコに向かう前に、ホッチはやはりFBIのプロファイラーであり旧知の間柄のクーパーに呼び出された。クーパーによると、今回の事件はこれが初めてではない。2年前から毎年、同じ公園で、同じ日付に、3日連続で男の遺体が発見されている。そしてさらに、この連続殺人と平行して起きているもう一つの事件がある。毎回、連続殺人が止まった翌日、別の場所で父親と14~15歳でブルネットの娘の死体が発見されている。今回も、連続殺人の裏側で、一組の父娘が危険にさらされているというのだ。クーパーはストラウスにこのことを進言したが、捜査の許可はおりなかった。父娘に残された時間はあと3日。引き下がる気のないクーパーは、ホッチに合同捜査を持ちかけてきたのだ。
■殴り合う被害者
ホームレスの遺体には全身に内出血があり、暴行を受けているのは明らかだった。しかし、彼もまた拳に擦り傷があり、一方的に殴られていたわけではないことが判った。つまり被害者はストリートから掠われ、死ぬほど殴り合った末に処刑されているのだ。父娘殺人を担当するクーパーのチームは、行方不明の娘を手がかりに、誘拐されている父娘にたどりつこうとしていた。学校を休んでいる13歳から18歳の娘で、さらに父親も会社に出社していない者を抽出、こうしてベン・マクブライドと14歳の娘ジェーンにたどり着いた。マクブライド家に赴いたホッチとクーパーに、マクブライド夫人は、ふたりに昨日玄関に置かれていたというビデオを見せた。そこには、昨日公園で発見された男が撃ち殺される様子が写っていた。やがて同じ公園で、第2の遺体が発見された。現場に向かったプレンティスと、クーパー・チームのミックは、被害者の格闘の相手は第1の被害者だと推理。犯人は被害者同士を極限まで戦わせ、負けた方を処刑しているのだ。また、死体にはゴム製の銃弾によるみみず腫れが発見された。それは刑務所で暴動鎮圧に使われる手段だった。
■プロファイル
犯人は服役経験のある白人。年齢は30代。死体を遺棄した場所の選び方から見て、体格がいいか、身体を鍛えている。近隣住民に気づかれることなく複数の人間を監禁できる設備を持っている。毎回テンダーロイン地区で獲物を捕まえ、同じ公園に捨てている。支配欲が強く秩序的な人物だ。ブルネットの娘がいたが、自分が闘わなかったせいで娘を失う結果になっている。犯行日は娘に何かあった日付。犯人は激しい罪悪感から、自分自身の身代わりを選び、犯行に及んでいる――。プロファイルを受け、ロッシとプロフェットがサンクエンティン刑務所に、プレンティスとミックは犯人がホームレスの物色のために出没する可能性のあるテンダーロイン地区に、そしてモーガンとジーナはマクブライド家で手がかりを捜していた。ジーナは、心を閉ざしていたジェーンが、親が手に取れるような場所に日記を出しっぱなしにしていることに違和感を覚えた。彼女はカウンセリングに通っており、その一貫で日記を書かされていた。そのカウンセラーのいる場所がテンダーロイン地区だった。
■娘を失った父親
ジェーンが通っていたカウンセラーは福祉局の査定も引き受けていた。犯人は娘と引き離され、同じ施設に足を踏み入れた可能性がある。そう考えたクーパーは、ガルシアに福祉局の査定で養育権を失った男のリストを作るように指示。その名簿を事件の日付に死亡した少女のリストとクロス検索しようとしたとき、刑務所に出かけたプロフィットから電話が入った。刑務所に、娘が死んでから人が変わり、ボクシングを始め、「死ぬまでやろう」とケンカを売って歩いていた囚人がいたというのだ。その囚人の名前はジョン・ヴィンセント・ベル。妻と離婚、その後、妻が死亡した際に、娘を引き取ろうとしたが、保護者不的確と査定。娘を引き取りにきた福祉局の職員を殺害し、7年の刑に処された。さらに服役中に娘が交通事故にあい、生命維持装置に3日間つながれ、死亡した。彼は、誘拐した父親に、娘を守るための殴り合いをさせているのだ。父親なら誰でもそうする、という照明のために。
■追跡
ガルシアが、ベルが潰れたスポーツクラブを所有していることを発見。捜査陣が急行したところ、そこには傷だらけの父親ベンが一人残されていた。ベンは、娘のジェーンのために、ベルが命じるまま、見知らぬ相手と死闘を繰り返していた。このままでは父親が殺されてしまう――そう考えたジェーンは父親を守るために、ベルといっしょに行ってしまったのだ。二つのチームはベルの行方を追った。クーパーはヘリコプターで空から。ミックは狙撃手の目でビルの屋上から。ジーナ、モーガン、プレンティスは車で。クーパーは追い詰められた人間の習性で、屋上に出ると予測、ビルの屋上に出てきたベルとジェーンを発見する。屋上にかけつけたプレンティスたちの目の前で、追い詰められたベルはジェーンを放し、ビルから身を投げた。ジェーンを無事に保護、プレンティスはベルが飛び降りた場所を覗き込む。するとそこには庇があり、犯人は銃口をこちらに向けていた。危機一髪のプレンティスを救ったのは、向かい側のビルにいたミックの狙撃だった。
2011.5.25|エピソード・ガイド|固定リンク|コメント(15)|トラックバック(0)

■ハイウェイ・シリアル・キラー
ニューメキシコ州エッジウッドのハイウェイ沿いで、バテンダーのタニヤ・ヒルの死体が発見された。半年前から40号線と25号線では、女性の遺体が遺棄される事件が相次いでおり、タニヤが5人目の被害者だった。被害者は全員首を絞めて殺されており、レイプの痕跡はない。居住地域、掠われた場所はまちまちで、その範囲は150キロ以上もあった。遺体からは、同一人物の皮膚が発見されており、さらに被害者全員の爪から、金属の削りカスが発見されていた。今回の事件は地元警察やFBIからの依頼ではなく、ハイウェイ・シリアルキラー・データーベースから、BAUが独自に発見した連続殺人事件だった。リードは遺体投棄場所の地理的プロファイルから、犯人の安全圏がエッジウッドであると断定。また犯行ペースから考え、すぐにつぎの死体が見つかると考えたチームは、エッジウッドへと飛んだ。
■犯人はトラックの運転手だ
検視によって、タニヤからディーゼル燃料、また被害者全員からテーブルシュガーが検出されていることが判明する。地元警察のサンダースは、トラック運転手が、手や服についた燃料を落とすのに砂糖を使うと指摘。BAUは犯人をトラック運転手に絞り込んだ。予期した通り、その夜、新たな事件が発生した。高校生の娘を持つ母親ナンシー・キャンベルが、ハイウェイ沿いのサービスエリアから誘拐されたのだ。しかし、ナンシーは中年女性であり、これまでの20代の被害者像とは大きく食い違っていた。さらに犯行場所も、これまでの衆人環視の中とは異なり、夜の人気のないサービスエリアだ。モーガンは、犯人がここに、死体を遺棄しにきたのではないかと推測。その予想は的中し、森で6人目の被害者の遺体が発見された。さらにガルシアが、4件の余罪を発見、被害者は10人となった。
■プロファイル
犯人は最初は娼婦を殺した。しかしやがて狙いやすい女性から社交的で温かい女性、つまり妻にふさわしい女性へとターゲットを変えた。しかしそれでも、彼の求める条件は満たされず、12時間から24時間では殺害している。そして殺害までの時間は短くなる一方だった。ところがナンシー・キャンベルの遺体はいまだ発見されていない。ホッチは、ナンシーはこれまでの被害者と全くタイプ異なるがために、生かされているのではないか。彼は、妻ではなく、母親を捜しているのだと分析。犯人が必ずエッジウッドに戻るのは、ここに子供が暮らしているからに違いない。ガルシアは、エッジウッドに出入するトラックドライバーから、時間を自由に使えるフリーの運転手で、最初の犯行から数ヶ月前に離婚をしたり、養育権を争っている者に絞り込み、ウェイド・ハチェットという人物にたどり着く。ウェイドの妻は火災で亡くなっており、さらに保護者不的確として7歳の娘ジョディは里親に預けられていた。
■物語の終わり
そのとき、40号線脇で女性の遺体発見の一報が入った。しかしそれはナンシーではなかった。またその遺棄の仕方には、これまでに見られなかった恨みが混じっていた。やがてその遺体が、ジョディ・ハチェットの里親リン・クレモンズのものであること、そしてジョディには養子縁組の話が進んでいたことが判明する。ウェイドはジョディを手元に引き取るために、彼女の母親を捜していたのだ。彼は、娘を取り返しに来る。そう考えたチームは、クレモンズ家に急行する。ジョディの部屋には、父親の話をもとにジョディが描いた絵が何枚も飾られていた。それは寂しい王様が、お妃様をつれてこようとするが、果たせないというおとぎ話だった。やがて、ジョディと捜査陣が待つ家にウェイドが現れた。BAUはジョディに、王妃さまを解放するようにと、父親に呼びかけさせる。ウェイドはそれに応えてナンシーを解放した後、銃で自らの命を絶った。
2011.5.17|エピソード・ガイド|固定リンク|コメント(1)|トラックバック(0)





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